その他保有技術

光学センシングの応用

水質・衛生用途

赤外線光学と水質センシング

オプテックスが取り組む光学を用いた水質計測は、琵琶湖の水質調査をきっかけに応用領域を広げてきました。光学式水質センサーでは、近赤外〜赤外域に加え、用途によって紫外(UV)など複数の波長帯を使い分けることで、水中の濁度・透明度・散乱物・色度といった状態変化を捉えます。濁りの原因となる微粒子による光の散乱、溶存成分による吸光、透過量の変化など、わずかな差を安定して計測できるように設計するのが光学式水質センサーの要点です。

光学式水質センサーの価値

オプテックスの水質センサーは、光学センシングで培われた光学構造とノイズ処理技術をベースに、水環境特有の課題に最適化されています。
水中での安定動作
光学設計と独自のアルゴリズムの最適な組み合わせによる安定動作
連続モニタリング
施設や上下水道、自然環境の水質をリアルタイムに監視
メンテナンス負荷の軽減
ワイパー洗浄装置やコンパクト設計による設置やメンテナンス負荷の軽減
この仕組みは、工場排水、上下水道、陸上養殖など、多様な現場で省力化と安定運用に貢献しています。

オプテックスの独自性と活用例

多様な水質センサーラインアップ

様々な分野で培った高精度なセンシングアルゴリズムと、電子機器メーカーとしての長期信頼性が強みです。またコンパクト設計により設置場所の自由度が高く、施工やメンテナンスの負担を軽減できます。

独自のデータマネジメントサービスの構築

センサーで取得したデータは『WATER it データマネジメントサービス』で、遠隔での最新のデータ取得や異常な計測値の把握も可能。現場負荷を大きく削減します。

他社とのコラボレーション

代表的な共同開発事例として、キッコーマンバイオケミファ社の蛍光技術を活用し、ATP汚れを光で可視化する「ルミテスター Smart」を共同開発しました。UI・筐体・操作性まで「現場目線の設計力」を提供し、2024年の全国発明表彰で「特許庁長官賞」を受賞しています。

専門家インタビュー

  • 奥村 芳治

    部署NSS事業部 開発部

    赤外線水質センシングの核心

    水中の光学計測は、気泡・付着・濁度変動など環境ノイズが多く、センサー単体の性能だけでは安定しません。
    オプテックスは赤外線センサーの歴史で培った光学構造の最適化、温度補正、ノイズ除去アルゴリズム、長期耐久設計を水質計測にも応用して展開しています。さらに、既存の水質センサーを活かせるユニバーサル変換器のように、「現場資産を無駄にしない設計」ができる点は大きな強みで、赤外線から水質、そしてDXへと技術が一貫しているのが特徴です。

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