赤外線技術

超省電力の人センシング

遠赤外線

遠赤外線とセンシング

遠赤外線は、可視光より長い波長をもつ電磁波です。電磁波は-273℃以上のあらゆる物質から自然に放射されますが、その中でもおおよそ4~1000㎛の物を遠赤外線と言います。人間の体温からも常に遠赤外線が放射されており、約10µm付近の赤外線をピークとして発します。この「熱を見る」性質を活かしたのが、遠赤外線センサーです。

遠赤外線センサーの価値

遠赤外線センサーは受動型(パッシブ方式:Passive InfraRed)。対象物が発する熱エネルギーを非接触で捉えて信号化します。
非接触・瞬時の温度把握
対象に触れずに温度・存在を検知
暗い環境でも検知
光源不要、夜間や暗所に強い
受動的で省電力
自らは何も発する必要がない
「熱を見る」仕組みは、人の存在検知、設備監視、省エネ制御など、幅広い領域で活躍しています。

オプテックスの独自性と活用例

オプテックスは1980年、遠赤外線を利用した世界初の自動ドア用センサーを開発しました。

自動ドアセンサー

足踏みマット式から「非接触」へと世界の常識を変革しました。 現在は近赤外線が主流ですが、豪雪地帯などではまだ現役で活躍しています。

屋外用防犯センサー

遠赤外線は環境変動に弱い特性がありますが、オプテックスは光学技術 × 現場データ × アルゴリズムで誤報を抑え、高い信頼性を実現。世界各国の気候・法規に対応した製品展開も強みです。

専門家インタビュー

  • 大西 俊

    部署セキュリティ事業本部 開発部

    遠赤外線による屋外センシングの核心

    遠赤外線センサーは、温度差を捉えるシンプルなセンサーです。だからこそ重要なのはセンサーそのものではなく「何を検知し、何を検知しないか」を決める設計にあります。屋外環境ではさまざまな要因が検知に影響を与えるため、私たちは世界中の現場やお客様から得られた知見を製品開発に反映し続けてきました。「検知すべきものを確実に検知し、それ以外には反応しない」。この実現に向けて積み重ねてきた技術の蓄積こそが、オプテックスのセンシング技術の強みです。性能だけでなく、長期間安心して使い続けられる信頼性も含めて、世界中のお客様から評価いただいています。

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