健康経営への取り組み
健康宣言
オプテックス株式会社は、経営理念である「未来への創造集団としてI.F.C.Sの快適生活に挑む」の実現、また当社が成長していくための重要な経営基盤となるのは社員一人一人の健康であると考えています。
当社では、社員が安心して健康で活き活きと働ける職場づくりに取り組んでまいります。
※ I.F.C.S. : Individual(個人),Family(家族),Company(会社),Society(社会)
オプテックス株式会社
代表取締役社長 上村 透
行動目標
1.社員全員が定期健康診断を期間内に受診します。(一般定期健康診断受診率100%)
2.健康診断後の二次健診受診を積極的に勧奨します。
3.社員の健康意識の向上のため、健康をテーマとした研修を実施します。
4.感染症予防の徹底(インフルエンザ予防の集団接種等)
5.年次有給休暇5日以上の取得を徹底します。
6.長時間労働を削減していきます。
7.喫煙率を低下していきます。
推進体制
当社では、労務担当役員を「健康づくり責任者」とする推進体制を整備しています。
社内・外部と連携し、取り組みを実施し、効果検証と課題の改善を継続的に行います。
戦略マップ
健康課題改善のための取り組み
定期健康診断および特定保健指導
病気の早期発見・早期治療を実施するため、定期健康診断は全員が必ず受診することを徹底しています。
さらに35歳以上は、人間ドック受診を希望すれば毎年会社負担で受診できるようにしています。
項目 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|
定期健康診断 受診率 |
100% |
100% |
100% |
有所見に対する精密検査受診率 |
— |
90.5% |
91.2% |
特定保健指導受診率 |
97.3% |
92.9% |
97.0% |
適正体重維持者 ※ |
63.0% |
67.7% |
66.9% |
- BMIが18.5~25未満
働き方改革
残業時間や有給休暇取得率は毎月の経営会議で労務担当部門から報告し、さらに事業部単位の状況については各事業部長にメールで配信し、長時間労働の是正・有給休暇取得の促進を行っています。
項目 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|
所定外労働時間 ※1 |
13時間 |
14時間 |
14時間 |
年次有給休暇取得率・日数 ※2 |
58.7%・10.6日 |
57.8%・10.3日 |
68.1%・12.3日 |
平均勤続年数 ※3 |
— |
15.6年 |
15.7年 |
疾病による休職者数 ※4 |
— |
0名 |
2名 |
離職人数 ※3 |
— |
4名 |
3名 |
労働災害発生件数 |
1名 |
1名 |
2名 |
アブセンティーズム ※5 |
— |
— |
2.3日 |
プレゼンティーイズム ※5 |
— |
— |
89.7% |
ワークエンゲージメント ※6 |
— |
53 |
52 |
- 1 算定期間1~12月、正社員一人あたりの月平均
- 2 算定期間4~3月、正社員一人あたり年間取得率・日数
- 3 正社員の数
- 4 連続1ヵ月以上欠勤者数
- 5 自社実施の健康経営アンケートによる
- 6 リロエンゲージメンタルサーベイによる偏差値
メンタルヘルス対策
管理職者向けにラインケア教育を行い、メンタルヘルス不全の予防・早期発見・治療につなげています。
2021年からは年2回ストレスチェックを実施し、集団分析結果を有効活用することで職場環境改善につなげています。
項目 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|
ストレスチェック |
69.8% |
5月 86.8% |
5月 92.1% |
ストレスチェック |
5.6% |
5月 20.2% |
5月 18.2% |
禁煙活動・受動喫煙防止対策
2027年喫煙者ゼロを目標に掲げ、いろいろな施策を実施しています。
喫煙者の中には愛煙家も多く、安易な目標ではありませんが、社員の意識変容を促します。
項目 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|
喫煙率 |
21.1% |
18.0% |
15.0% |
ヘルスリテラシー
全社員を対象としたメンタルヘルスや女性の健康課題についてのセミナーを実施しています。
また運動機会を創出するため、スポーツジム補助金を支給するなど、継続的な運動習慣の定着を奨励しています。
項目 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|
運動習慣者比率 ※1 |
26.6% |
27.4% |
43.3% |
「睡眠により十分な休養が取れている人」の割合 |
66.7% |
71.2% |
63.7% |
飲酒習慣者率 ※2 |
5.9% |
6.0% |
22.9% |
メンタルヘルス講座 受講率 |
— |
40.6% |
99.3% |
女性の健康課題に関する講座 受講率 |
— |
20.1% |
99.0% |
- 1 1週間に2回、1回あたり30分以上の運動をしている人
- 2 頻度が時々または毎日かつ飲酒日の1日あたりの飲酒量が清酒換算で2合以上の人
健康経営による効果
当社では2020年度より健康経営に取り組んでおり、健康経営度調査への挑戦も今年で3回目となります。
健康経営の取り組みを継続的にすることで、少しずつ効果がではじめています。
■喫煙率の低下
2022年は卒煙チャレンジや喫煙可能時間の設定等を導入しました。結果として社員の喫煙率が低下しました。健康への意識と施策が効果的に機能し、健康を重視する習慣が広がりました。
2021年 |
2022年 |
|
---|---|---|
喫煙率 |
18% |
15% |
■有所見者数の減少
35歳以上は人間ドックを受診できます。人間ドック受診予約も会社が予約することで、毎年定期的に健康診断を受診できています。
また、健康診断結果の有所見を放置せず、再受診を促すため再受診指示書を発行しています。
これにより、有所見の再受診率は90%を超え、その結果、血中脂質、肝機能について2022年は有所見者数が減少し、社員の健康状態が改善されました。
2021年 |
2022年 |
|
---|---|---|
血中脂質 有所見者数・率 |
114名 40% |
109名 37% |
肝機能 有所見者数・率 |
54名 19% |
50名 17% |
血圧 有所見者数・率 |
42名 15% |
63名 21% |
■健康意識の向上
2022年に本社社員食堂をリニューアルしました。
ヘルシーランチを導入し、献立や栄養素、カロリーがスマホ、PCで見て予約できるようになりました。
ヘルシーランチは野菜たっぷりですが、従来の揚げ物中心の高カロリーのランチではないため、変更当初は「満腹感がない」「間食を摂るようになった」といった社員の声もありましたが、数か月後のアンケートでは、「慣れるとヘルシーランチでも大丈夫」という声や「塩分が多いことに気づいた」という効果もありました。
今後も継続的な施策や声かけにより、社員の健康意識向上を目指します。
あわせて予約システム導入によるフードロス削減も実現できています。