
緊急避難場所の公園街路灯をスマート化 亀岡市 様
確実なメンテナンス体制を実現
- 防災
- 省人化
- 業務効率化・生産性向上
- モニタリング
- IoT
- 点検・メンテナンスの軽減
- 避難所
- DX

亀岡市では想定外の事象に対しても回復力のある持続可能なまち「レジリエンスな社会づくり」を目指されています。街路灯に関しても住民等からの通報で交換するのではなく、故障予測による「予備保全」ができれば、職員の業務効率化と住民の安心の両立が図れます。これを目指し、亀岡市都市公園照明LED化業務において、公園街路灯のスマート街路灯化への実証実験を開始されました。
実装した機能
累積点灯時間の正確な把握
亀岡市の都市公園「東つつじヶ丘公園」は緊急避難場所にも指定されている重要な拠点で、この公園に設置されている6灯の公園照明をスマート化しました。照明器具の累計点灯時間を計測するため、電気のオン・オフ情報をクラウドサービスにてメールで送信し、管理システムで累積時間を計算します。
季節や天候によって照明の点灯時間は大きく異なります。累積点灯時間を把握しLED照明の標準的な寿命から逆算することで適切なタイミングでの照明交換が予測可能になり、予算計上や包括的な交換手配など行政事務の効率化が図れます。


照明の故障を迅速に把握
照度センサーを設置した場合の故障は不具合の中でも多いケースです。本公園照明のスマート化により日中の点灯も検知できるため、故障に対して迅速にアクションを行うことができます。

設置方法と採用製品
照明灯に繋がる公園内の分電盤に電流クランプユニットを接続。IoT無線ユニットを経由させて、6灯の公園灯の稼働状況をモニタリングしています。
電流の通電と遮断を検知するシンプルなソリューションですが、遠隔地の死活状況を把握できるため重要設備や農業の空調管理用途など幅広くご活用いただけます。


小さな穴を開けてケーブルを引き出しIoT無線ユニットに接続した


亀岡市都市整備課 宇野様 コメント
公園灯の稼働情報をメールで受信するだけなので、見回りの効率化という目的を達成できます。遠隔で把握できるので、不具合の発生など、緊急対応すべき際も優先度をつけることができます。シンプルなシステムとなっているため、設置施工も簡単かつ低コストで手軽に導入できる提案も頂きました。
今後は京都府統合型GISと連携するような拡張やアンダーパス等の既存照明灯等への冠水IoTセンサーの設置も含め、デジタル技術の活用により、災害に強い街づくりを強化していきたいと考えています。
オプテックスには今後もシンプルなシステムで、さまざまなセンサー(人流、気象、環境など)を設置できるようなソリューションを期待しています。

使用機器
導入自治体 亀岡市 様
設置先:東つつじケ丘公園
所在地:〒621-0832 京都府亀岡市東つつじケ丘都台2丁目
URL:https://www.city.kameoka.kyoto.jp/
協力企業 株式会社パスコ 関西事業部 様
所在地:〒556-0017 大阪府大阪市浪速区湊町1-2-3 マルイト難波ビル8F
URL:https://www.pasco.co.jp/

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