防犯と安全対策を両立する駐車場用センサー照明
株式会社堀場製作所 びわこ工場 様
- 滋賀県
株式会社堀場製作所様のびわこ工場は、同社主力製品のひとつである自動車排ガス測定装置をはじめとするガス計測事業の開発・生産拠点として2016年5月に本稼働されました。
駐車場の課題
びわこ工場の敷地は約6万平方メートルと広大で、オフィスや工場棟は丘陵地に建っています。従業員用駐車場は57台を駐車でき、オフィスからは階段を下っていく必要があります。また、国道から1本中に入った道路沿いにある駐車場周辺は、建物がなく、夜間は暗く自動車や通行人の往来も少ないため、従業員が安心して利用できる明るい駐車場にすることが課題でした。
課題1:防犯対策
車上荒らしなどの被害が多い駐車場は、「一見は不特定多数が利用しないように見えるが、立ち入りのみなら不特定多数がそれを可能とする場所」で発生しているといわれています。中でも街灯が少なく暗い、死角がある駐車場が狙われやすくなります。そのため、夜間でも一定の明るさを確保し、遠目からでも人の姿を認識できるような明るさが必要です。
課題2:安全対策
安全に駐車場を利用できることも大切です。足元がはっきりと見えて、つまずきや転倒を防止する、車の入出庫をしやすくする、車同士や車と人との衝突・接触事故が起こらないようするためには、むらのない明るさが必要です。
課題3:省エネ対策
従業員駐車場は頻繁に車の出入りがないため、恒常的に明るくすると電気の無駄が生じます。防犯・安全と省エネを両立させた選定が必要です。
新拠点の駐車場にふさわしい照明
設計事務所から提案いただいたのが、人感センサーと調光機能を併せ持ったLED照明でした。
この照明は、薄暗くなると自動的に点灯し、人感センサーが人や車を検知しない待機時は、フル点灯の50%の明るさで点灯するように設定しました。50%の明るさといっても人間の目では100%の明るさと大きな違いを感じません。十分に明るく駐車場全体をカバーしています。遠目からでも人の有無を確認できます。
人感センサーが人や車を検知すると、100%の明るさに増光します。さらに駐車場内が明るくなり安心感が増します。一番端の駐車スペースへ行くにも足元も周囲も明るく見えやすいので安全に歩行できます。
さらに、駐車場の前の歩道まで光が届いてますので、歩いて帰宅する社員の安全にも役立っています。
今や照明はLEDが当たり前ですが、人感センサーによる調光機能で省エネ効果を高めながら、防犯と安全対策を両立できるスマート照明は、新拠点の駐車場にふさわしいと思っています。
使用機器
株式会社堀場製作所 びわこ工場 様
〒520-0102 滋賀県大津市苗鹿1丁目15−1
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