簡易冠水モニタリングで水防活動の迅速・効率化

杉並区 様

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杉並区様は東京都23区の西端に位置し、「支えあい共につくる 安全で活力のあるみどりの住宅都市 杉並」を目指しておられます。地域にかかる災害に関し、区民の協力のもとに予防・減災・応急・復旧対策を実施することにより、区民の生命、身体及び財産を災害から保護することを目的とされています。
自然環境の変化に伴い、データとデジタル技術を活用して水防活動そのものや組織などを変革し、安全で安心なまちづくりのために、いつ来るかわからない災害に対しての備えが行なわれています。

杉並区井荻駅の地下歩道エレベータ出入り口

2019年度、オプテックスは杉並区様と既設の街路灯を使った実証実験を行いました。街路灯のIoT化による、よりよいまちづくりの推進に活用することを目的としたもので、この効果が検証されたことから、オプテックスの冠水簡易モニタリングシステムが、水害発生時の水防活動用途として杉並区井荻駅の地下歩道エレベータ出入り口に設置されました。

大雨・強風時に現場を見回る危険なオペレーション

杉並区内には荒川水系の神田川の上流部が流れており、その支流となる善福寺川・妙正寺川と合わせ3つの都市型の中小河川があります。住宅地の中を流れているため、大雨が降るとその水が下水道管などを通して一気に河川に流れ込み、河川水位が急激に変化します。降雨量が下水道の処理能力を超えた際や、河川の水位が上昇して排水することができなくなった場合、内水氾濫となります。また、河川の流下能力を超えた場合、河川から水があふれ外水氾濫となり、浸水被害が生じます。

このように浸水被害にもさまざまな原因があり、地域の課題を捉えた上で、水害の被害軽減対策を実施していくことが急務でした。
そこで、過去に水害が発生した地点や特に注意を要する地点をあらかじめ抽出し、現場のパトロールや事前の土のう・水中ポンプの設置、必要な排水施設の整備などを行ってきました。

2019年10月の台風19号で冠水した道路

2019年10月の台風19号で冠水した道路

しかし、遠隔地にある現場の情報はリアルタイムに把握できないため、災害発生後の大雨や強風のなか現場を見回り、異常を確認した場所に対して水防活動を行うという大変危険なオペレーションでした。

また、河川では常時監視するネットワークカメラの設置が一般的ではあるものの、道路ではプライバシーの課題やコストの都合で、ネットワークカメラの導入がしづらい場所もあります。加えて、慢性的な人手不足のため、業務の効率化が必須課題でした。

冠水情報をメール通知し、水防活動を迅速・効率化

そこで、迅速で効率的な水防活動の実施を目指し、当社のIoT無線ユニットと冠水センサーを後付け設置し、見回り担当者に冠水情報をメール通知できるシステムを構築しました。

左がIoT無線ユニット、右が冠水センサー

左がIoT無線ユニット、右が冠水センサー

本ソリューションのシステム構成

システム構成図

杉並区 都市整備部 尾田様 コメント

本ソリューションの導入により、冠水地点を遠隔で把握できることで、対応すべき地点に優先度をつけることができました。担当者に冠水情報のメッセージ送るだけで、十分に見回りの効率化という目的を達成できています。
設置施工が容易で、簡便なシステムと低コストなので手軽に導入できました。

ゆくゆくは地図表示サービスと連携する等の拡張を実施し、区民サービス拡充への展開を検討しています。予算化されたIoT街路灯の導入を引き続き推進し、災害に強い街づくりを強化していきたいと考えています。
オプテックスにはシンプルなシステムで、さまざまなセンサー(人流、気象、環境など)を設置できるような拡張性を期待しています。

使用機器

杉並区役所 様

杉並区阿佐谷南1丁目15−1
URL:https://www.city.suginami.tokyo.jp/

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