IoT技術とセンサーで線状降水帯や台風による水被害を軽減

マンションの冠水・浸水リスクにすぐできる対策を

水たまりができている駐車場

線状降水帯や台風による大雨や洪水の発生が増加し、住宅の冠水・浸水リスクが改めて重要視されるようになりました。特にマンションの地下には駐車場や電気室が設置されていることが多いですが、構造上どうしても水が流れ込みやすい場合があります。
そこで住民の安全と資産を守るために、既存マンションにもカンタンに導入できる対策をご紹介いたします。

駐車場や電気設備が浸水すると、機能不全に

線状降水帯やゲリラ豪雨など、発生を事前に把握することが難しい水害が増加しています。
例えば、東京都内のあるマンションでは大雨で駐車場が冠水し、住民の車両が水に浸かる事態が発生しました。

また駐車場だけでなく地下の管理室や電気室に浸水し、エレベーターをはじめとしたインフラが停止してしまうという被害が実際に起こっています。

機械式駐車場
機械式駐車場の地下ピットへの浸水も懸念される

想像を超える雨量が「氾濫型の内水氾濫」も引き起こす

河川が堤防を越水したり、堤防が決壊して起こる洪水はイメージしやすいですが、最近都市部でも注目されているのが「氾濫型の内水氾濫」です。
これは排水能力が追い付かなくなることによって起こる洪水の一種で、河川周辺地域とは異なる場所でも発生します。

ところで、普段私たちが目にする天気予報の単位「mm」は一時間の降水量を示しています。
例えば50mmであれば「非常に激しい雨」「滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」「傘は全く役に立たなくなる」と表現されています。

しかし、同様の降水量をたった10分の間に記録した例が2020年以降に2件も存在します。

■2010年以降の「10分間」降水量ランキング

順位

都道府県

地点

観測値

起日

1位

北海道

渡島地方 木古内

55.0mm

2021年11月2日

2位

埼玉県

熊谷

50.0mm

2020年6月6日

同2位

新潟県

室谷

50.0mm

2011年7月26日

4位

兵庫県

柏原

39.5mm

2014年6月12日

5位

東京都

練馬

38.5mm

2018年8月27日

冠水・浸水を早期に検知し、住民の資産と安全を守る。
「冠水クイック・モニタリング」

システム構成図。浸水・冠水を検知すると、ご使用中のスマートフォンやPCに通知。止水板の設置や車の移動といった対応の迅速化をサポートします。

冠水センサーとIoT無線ユニットがあれば予想を超える雨量や洪水に襲われた際に、冠水や浸水の発生を自動通知。マンションの管理者や住民の方はスマートフォンやパソコン宛に、早期に警戒情報を受け取ることができます。
また複数のマンションを管理されている方は、各所の情報を何度も取りに行くことなく現場状況に則した対処を行いやすくなります。

水害の軽減に向けて。遠隔モニタリングを、もっと多くの人へ

オプテックスの「冠水クイック・モニタリング」はすでに、病院や工場駐車場、アンダーパスへ多数導入されています。一番の特長は必要十分な機能を厳選しており、様々な方にお手軽に導入いただけることです。
カンタン、かつすぐに導入できる冠水対策、浸水対策をお考えの方はぜひ一度ご相談ください。



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