人手不足でお困りの巡回業務負担を軽減
配水管末の水質検査業務をIoTで効率化
日本の水道普及率は98%であり、安全でおいしい水をいつでも飲めます。
しかし今、世界に誇る日本の水道が人口減少に伴う水需要の減少、水道設備の老朽化、管理者・検査員の高齢化や人手不足など、多くの課題に直面しています。
そのため多くの地方自治体で、水質検査業務の負担が大きくなっています。
この課題に対するオプテックスのソリューションをご紹介します。
設備の老朽化が進む水道設備
水道は1960~70年代に急速に普及し、その多くが更新時期を迎えています。
水道管の法定耐用年数は40年です。
耐用年数を超えた水道管は全国に約13万キロと言われており、全体の約17%に当たります。
埋設されている水道管に漏水が発生した場合、早期発見は非常に難しく、水量と流速の低下により、管内面の鉄さびが混じるなどの水質悪化を起こします。
また、配水池や貯水槽から水道水を送り出す配水ポンプが故障した場合、水道管内で水の流れが悪くなり、配水路の管末や水が滞留しやすい場所で消毒用塩素濃度が低減します。
水道の品質を確保するには、水道管を含めた設備全体の状態監視保全が非常に重要です。
限界が迫る、人手による巡回検査
水道水の水質検査は浄水場内だけではなく、配水ルートの途中にある貯水池や貯水槽、配水管末でも実施されています。
配水管末は各地に分散されて数も多いにも関わらず、検査員の巡回によって水質測定が行われています。
人員不足と高齢化が課題となる中、巡回業務の効率化が急がれています。
いつでも、どこからでも水道の水質を確認できる
WATER it データマネジメントサービス
オプテックスが提供するWATER it データマネジメントサービスは、配水管末の水質検査業務負担を軽減し、効率化を図れるソリューションです。
遠隔管理で巡回業務が不要
測定したデータは、パソコンやスマートフォンでいつでも確認できるので、検査地を巡回する必要がありません。
収集したデータは、グラフやマップで表示できます。
日報や月報として表示でき、csv形式でダウンロードもできます。
オプテックスの測定機器が水質を自動連続測定
濁度、色度、残留塩素、pHなどを測定できる水質測定機器をラインアップ。
コンパクト設計で、狭い検査施設や制御盤への取り付けに適しています。
異常を知らせるアラーム通知
測定値があらかじめ設定したレベルを超えた場合、パソコンやスマホに異常を通知できるので、迅速に事後保全に取り掛かれます。
水質測定機器のセンサー部清掃や消耗品交換、校正などのメンテナンス時期を通知する設定もできます。
運用や予算に応じて選べるプラン
月額費用は機能に応じた「基本料金」と、測定機器のチャンネル数に応じた「接続料」で構成されます。
地域を限定し少数チャンネルから運用を開始し、年度ごとの予算に合わせてチャンネル数や機能を拡張できます。
配水管末アプリケーション提案書
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