水もリサイクルする時代

中水の水質を監視する水質センサー

中水の水質を監視する水質センサー

上水を利用した後に再生処理したものを、上水と下水の中間という意味で中水と言います。
ビルや商業施設などでトイレの洗浄水や散水、機器冷却用水として再利用できるため、SDGsの取り組みの一環としても脚光を浴び始めた中水。
オプテックスの水質センサーは、この中水を作る過程での水質監視にも役立っています。

なぜ中水が注目されるのか

中水が普及し始めたのは、次のような理由があります。

  • 都市部の水不足対策
  • 排水量削減による下水処理の軽減
  • 水道料金の節約

大規模な都市開発が進む東京都や千葉県では、中水の利用を積極的に促進するため、大型建物や公共施設の建設時に中水利用設備の設置を義務付ける条例や指導要綱を定めました。
国も同様に建築基準法の容積率緩和措置や耐用年数特例などの制度を設けています。

大都市

中水の水質・安全面は大丈夫?

用途が限られるとはいえ再生処理水。果たしてどこまできれいな水になっているか気になるところですが、しっかり管理されているので安心して利用できます。
中水として利用するには、厚生労働省が定める建築物環境衛生管理基準に適合しなければなりません。

散水

雑用水(中水)の水質基準と検査頻度(建築物環境衛生管理基準)

雑用水(中水)の水質基準と検査頻度(建築物環境衛生管理基準)表
  • 供給する水が病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合、病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を多量に含むおそれがある場合は、給水栓における水に含まれる遊離残留塩素の含有率を百万分の0.2(結合残留塩素の場合は、百万分の1.5)以上とすること。

検査業務の効率化に役立つオプテックスの水質センサー

オプテックスの水質センサーは小型で低価格、メンテナンスも簡単な点が好評で、大型建物や商業施設、展示会場など多くの施設に採用されてきました。
連続測定できる水質センサーを活用することで、検査の自動化・省人化が図れるだけでなく、水質に異常が発生した場合にも迅速に対応できます。

中水用の水再生処理設備で採用される主な水質センサー

水の未来をつくる

水資源に恵まれた日本。これまでわれわれは、水は無限に使えるものだと考えてきました。
しかし、サステナブルな地球環境を目指す中で、水さえもリサイクルして利用する時代になってきました。
オプテックスは、目では捉えにくい水質を把握し、伝える技術によって、あらゆる生命が安心して暮らせる世界つくりに貢献します。

WATER it のビジョン
オプテックスのサステナビリティ

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