トイレの空き状況を見える化
1フロアのお試し導入から全フロアに拡張

センサーを使ったIoTシステムを導入すれば、従業員が全フロアのトイレの空き状況を確認できるようになり、無駄な移動や不満を解消できる……このことは、企業の総務担当の方は既にご存知だと思います。しかし大手企業では、全フロアのトイレの個室数が100を超えるケースも多く、多額の予算が必要に。簡単に導入を決定できないため、当社には以下のような声が寄せられています。

・まずは1フロアだけに導入して、効果を検証できないだろうか……
・IoTシステムは1フロアのみへの導入でも100万円以上かかるので、「お試し」すらできない……

このような声にお応えして、この記事では予算50万円以内で導入できる『在室表示システム』をご紹介します。

「トイレ在室表示システム」の仕組み

トイレの各個室にドアの開閉状態がわかるセンサーを、トイレスペースの入口に表示灯を設置します。
(開閉センサーと表示灯のほかにコントローラー、電源などが必要です。)
開閉状態が切替わると表示灯の色が切替わるので、利用者は執務室から廊下に出ればすぐにトイレが空いているどうかがわかります。
1フロアに設置して効果を検証するPoC(試験導入)に最適です。

トイレ各個室
トイレスペース入口

在室表示システムはクラウド型IoTシステムに拡張可能

あとからクラウド型IoTシステムに拡張すれば、執務室から廊下に出なくても自分の席でパソコンやスマートフォンからトイレの空き状況を確認できるようになります。

在室表示システムで使用する開閉センサーのデータはIoTゲートウェイ(※)でも受信でき、クラウド型システムでもそのまま利用可能。
またクラウド型IoTシステムに拡張したあとも在室表示システムは引続き利用できます。

※様々なIoTセンサーのデータを受信して、クラウドに送るための機器

  拡張イメージ

  IoTシステムの画面例・利用イメージ

在室表示システムとIoTシステムの違い

クラウド型IoTシステムは毎月のサービス利用料金が発生しますが、在室表示システムは初期費用のみでPoC導入可能です。

在室表示システム

クラウド型IoTシステム

導入シーン

一部フロアのみでの導入
小規模検証のための導入(PoC)

大規模オフィスビル(※)
大規模商業施設

市場想定価格(4個室の場合)

機器代 20~25万円
工事代 20~30万円

機器代 20~25万円
工事代 20~30万円
サービス利用料金 月額5万円~

サービス利用料金

不要

必要

購入方法

工事業者様から購入

システムインテグレーター(SIer)様から購入

確認方法

表示灯の色で空き状況を確認できます。
(トイレスペース入口に表示灯を設置)

パソコンやスマートフォンで自分の席や別フロアで空き状況を確認できます。
グラフでの閲覧やCSV形式での出力が可能です。

対応個室数

4個室まで対応可能

上限なし

拡張性

■ クラウド型システムに拡張可能(センサーはそのまま利用可能)
■ 在室表示システムも継続利用可能

■会議室、打合せコーナー、フリーアドレス席、Web会議ブース(個室ブース)の空き状況見える化システムに拡張可能

※テナントビルでの導入にはビルオーナー様の許可が必要です

【事例】 1フロアへの小規模導入 ~ 全フロアに拡張

トイレ不足に関する従業員からの苦情に悩んでおられた大手企業の総務担当者様から、自社ビルでのシステム導入について相談をいただきました。そこで、まず1フロアに設置し利便性を社員の方に体感していただき、アンケート集計やヒアリングを行うことをご提案。
実際に使用いただいたことで、社員の方や役員の方にも効果が分かりやすく伝わり、全フロア導入までスムーズに進行しました。

施工について

在室表示システムの施工は電気工事業者様にご依頼ください。施工手順は以下になります。

  1. 表示灯用の電源、システムの電源スイッチ、ヒューズ、プラボックスを調達する。
     
  2. プラボックス内の機器を配線・接続する。 
    資料: 配線図(PDF)
     
  3. センサーをコントローラーに登録する。
    資料: 登録手順 簡易マニュアル(PDF)
     
  4. 配線・壁貫通工事を行う。
     
  5. 機器を設置、配線を接続する。
     
  6. センサーを動作させ、表示灯が点灯/消灯することを確認する。

システム構成機器

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