災害拠点病院の停電対策と安全対策をサポートする、分離設置が可能なソーラーライト

ソーラーライトで災害発生時の停電に備える

  • 滋賀県 大津赤十字病院様
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大津赤十字病院様は総合的医療機能を備え、高度救命救急センターや地域医療支援病院などの認定施設でもあります。
さらに、大規模災害発生時は滋賀県の医療活動拠点の中心となる基幹災害拠点病院であることから、いかなる状況下でも医療活動を止めることができない、重要な施設です。

ソーラーライトをご導入いただいた経緯などを大津赤十字病院 事務部 施設課のご担当者にお聞きしました。

大津赤十字病院の夜景

災害拠点病院ならではの困りごと

近年の大規模災害では、長期間にわたる停電が発生するケースも増えています。大津赤十字病院では停電が発生した場合、非常用発電設備が作動し、医療活動に支障をきたすことはありません。
しかし、屋外照明に関しては、小型発電機を倉庫から持ち出し、投光器などを接続してあかりを確保することになっています。小型発電機を長期間運転するには、ガソリンを補充しなければなりません。燃料の取り扱いや発電機の運転音やガソリン臭が患者様に負担をおかけするのではと危惧していました。

そこで、基幹災害拠点病院として以下の観点から屋外照明を見直すことにしました。

●普段は夜の来院者に安心を与え、停電時でもあかりを灯し安全に歩行や医療活動ができること
●省エネルギーでランニングコストがかからないこと
●自分たちだけで取り付けができ、工事費を抑えられること

その結果、商用電源が不要のソーラーライトを導入することに決定しました。

正面玄関・ロータリー部のあかり

正面玄関とロータリーから公道に出入りするところは、省エネのために外来診療時間や面会時間が終わると消灯するようにしていました。
消灯後に救急受診で正面玄関に来られた方や帰宅する看護師、職員からも暗く歩きづらい場所という声がありました。

ロータリーは大規模災害など多数の傷病者が発生した場合、重症度と緊急度によって治療の順位を決めるトリアージを行う場所になります。
そのため、この場所にはもっとも明るいソーラーライトを増設しました。

最初は取り付ける位置に悩みました。
というのも、ソーラーライトを取り付けたい位置は建物からロータリーまで突き出ている庇の下だからです。
この位置だとソーラーパネルに太陽光が当たらず充電できません。
しかし、導入したソーラーライトは、灯体とソーラーパネルを分離でき、ソーラーパネルを庇の上に取り付けることで、この悩みは解決できました。

正面玄関・ロータリー部

高度救命救急センター階段部のあかり

高度救命救急センターの出入口は、ダウンライトのあかりで歩くのに困ることはありません。
しかし、階段付近はダウンライトのあかりが届かず、周りに街路灯もなく、階段を下るときに気を付けていただく必要がありました。
公道との境目には格子状の鉄製側溝蓋があり、雨の日に側溝蓋の上を歩くと滑るという来院者や職員からの声がありました。

この場所は近くに電源がなく、植栽があり電源線を引き回すのも大変なので照明の増設に二の足を踏んでいました。
配線工事不要のソーラー式のメリットで照明を増設することができました。

階段部分だけでなく側溝蓋付近まで明るくなったので、利用者の方には安心して来院いただけるようになりました。

高度救命救急センター階段部

職員用通用口階段部のあかり

通用口の前の階段付近には照明がなく、足元が暗い状況でした。
この出入口は基本的に職員用なのですが、稀に来院者が利用されることがあります。

この場所は、建物の北側で日当たりが悪く充電できるか不安でした。
ここに取り付けたソーラーライトは最長50mまで分離できるということでしたので、ソーラーパネルを日当たりのよい屋上に取り付けました。
また、ソーラーライトは小型軽量なので、既設の雨どいにステンレスバンドで巻付けるだけで簡単に取り付けることができました。

見た目は小さいのに思っていた以上に明るく、階段を十分カバーできる光でした。

職員用通用口階段部のあかり

屋上駐車場のあかり

夜間、屋上駐車場を利用される方がほとんどない状況にも関わらず、煌々と照らす水銀灯を設置していました。
省エネの観点からすると無駄ですが、照明を消すことはできません。
このような理由から水銀灯からソーラー式のLED照明に取り替えました。

充電池は本体に内蔵されているのですが、軽さに驚きました。
これならば、いざというときにポールから灯体だけを取り外して、あかりが足りないところに簡単に移設できます。

明るさを体感してみて、ソーラー式のLED照明は毎日便利で、いざというときに安心できるものだと思いました。

屋上駐車場のあかり

大津赤十字病院 施設担当課長コメント

基幹災害拠点病院として備えをしているものの、装備をしている非常用発電設備は医療機能を高めるものに使うことが多く、どうしても屋外の照明は二の次となっていました。夜間、来院者やスタッフが登院する際も、足元が暗いと事故につながるおそれがありました。
また、緊急時には院内ではなく屋外のロータリーで搬送車の受け入れを行っており、その場所が暗いと活動に支障をきたしてしまいます。この製品はそういった屋外エリアにおいて大変有効であると考えております。
当院は災害時だけでなく、高度救命救急センターであるため、患者様にも安心していただける環境整備に役立つと思います。

使用機器

導入企業様 大津赤十字病院 様

設置先:大津赤十字病院様
所在地:〒520-0046 滋賀県大津市長等一丁目1-35
URL:https://www.otsu.jrc.or.jp/

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