2022年07月05日

警備用遠隔監視ソフトウェアを独自開発
~ 国内重要施設のセキュリティシステム強化に貢献 ~

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、2022年7月5日より、自社の侵入検知センサーを遠隔で監視・調整できるソフトウェアAMS-01V-JP(以下、アラーム監視ソフト)を発売いたしましたのでお知らせいたします。
 オプテックスは自動ドアや水質の遠隔監視、東南アジア向けのセキュリティシステムなど、幅広い事業でIoT化を推進してまいりました。この度はこれまでに得たノウハウを活用し、国内重要施設のセキュリティ強化に特化した監視ソフトウェアを開発いたしました。尚、本ソフトウェアは特許出願中です。

アラーム監視ソフト AMS-01V-JP

■開発の背景

 オプテックスは、1979年の創業以来、物理的な侵入手段に対抗するセキュリティデバイスを開発・提供してきました。近年は重要施設向けにセキュリティデバイスを提供する中で「制御側を含めたシステムとして機器提供をして欲しい」、「IPネットワークを利用したシステム構築をしたい」といったご要望を多数いただいてまいりました。そこで自社センサーの活用度や保守性をさらに高める目的で、アラーム監視ソフトの開発を行いました。

■アラーム監視ソフトの特長

 IPネットワーク対応の侵入検知センサーと直接連携、侵入監視に特化したグラフィック表示を行います。また守衛室等から現地に足を運ばなくてもセンサーの設定変更ができるため、現場負担を低減できます。

①監視状態のリアルタイム表示

侵入検知センサーの信号をネットワークで集約。センサーの設置箇所や発報箇所を地図上に表示し、警戒状態や警報箇所を直感的に特定することができます。

黄色のラインは警戒中のセンサー区域、敷地内赤色のラインが警報発生を示す
②遠隔での警報監視・機器管理による省力化

警戒・解除の切り替えや、センサーの感度変更をソフトウェア上で実施できます。また警戒・非警戒を自動で切り替えるスケジュール管理機能は、曜日や時間帯によって異なる車両の入出庫ゲートや敷地境界線の監視に最適です。
オプションでメール送信機能を追加すれば、警報が発生した際のグラフィックマップ画面を任意のアドレスへ送信します。

③トータルコストの大幅削減

ネットワーク接続によりセンサー類の配線を大幅に簡素化。導入・運用・保守・増設それぞれにおけるトータルコストを大幅に削減可能です。

■システム構成イメージと接続可能センサー

■主な仕様

型式

AMS-01V-JP

侵入監視機能

警戒切替え操作、警戒状態表示、タイムスケジュール機能、侵入警報監視

機器監視機能

機器通信状態監視(オプション)
CPU状態監視(オプション)

表示項目

代表警報表示、状態表示、警報表示、履歴表示、グラフィック画面表示、グラフィック画面拡大/縮小表示、センサー内蔵カメラのライブ表示(REDSCAN Proシリーズ接続時のみ)

遠隔設定変更対応機種

レーザースキャンセンサー/振動検知センサー

外部監視機能

メール送信機能(オプション)

■今後の展望

 引き続きIPネットワーク対応の侵入検知センサーを拡充し、ソフト面ハード面の双方からソリューションを提供してまいります。
 オプテックスは今後もセンサーを通じたビジネスであらゆる社会課題を解決し、世界中の皆様に安心・安全・快適な暮らしを提供してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山/岡井

Tel:077-579-8000

E-mail:oj-pr@optex.co.jp