ViiK Gate OVS-01GTP(J)について
ViiK Gate OVS-01GTP(J) 検知原理・基本動作
- 本機はマイクロ波センサーと超音波センサーの2種類のセンサーを搭載しています。
- マイクロ波センサーはFMCW方式を採用しているため在車検知が可能です。
- 超音波センサはセンサーの直近にある車両を検知します。
- 検知ロジックは次のようになります。




センサーの検知原理上、以下のような場合があります。
- 車両が検知エリアから離脱した場合でも、検知エリア内に人などの物体がある場合は非検知状態になりません。
旗やのぼり、伸びた草などでも非検知にならない(なりにくい)ことがあります。 - 複数の車両が連続して検知エリアに進入した場合、1台とみなします。
ViiK Gate OVS-01GTP(J) 設置条件
センサーの設置は2通りあります。現場条件に合わせて以下の2通りから選択してください。
センサーの設置方向や設置高さ、動作タイプが適正でない場合は正しく動作しません。

センサーを傾いたポールに設置すると超音波センサが地面を検知してしまい、正しく動作できません。必ず地面に対して垂直に立てられたポールに設置してください。

- センサーの検知エリア内に旗やのぼりなどの動くものを置かないでください。また、検知エリア内に草木がある場合は撤去するか検知エリアを短く設定してください。センサーが非検知状態にならないことや、非検知状態になるまで、時間がかかることがあります。
- ゲートバーに暖簾が設置されている場合、暖簾が揺れて検知動作が不安定になることがあります。不安定な場合は暖簾を取り外すか、検知動作に影響のない位置に移動させてください。

ViiK Gate OVS-01GTP(J) 検知条件
- センサーの検知対象となる車両は以下となります。
車両全長 3300mm以上 5000mm以下
車両全幅 1400mm以上 1900mm以下
車両全高 1200mm以上 2100mm以下
最低地上高 150mm以上
車両総重量 2.5t以下
- 時速2~20kmで進入する車両を検知します。

センサーの特性上、以下のような場合があります。
- 設置条件に適合しない場所に設置された場合、正しく動作しません。
- 正しく設置・設定されていない場合、正しく動作しません。
- 複数の人が検知エリアに進入した場合、検知することがあります。
- 検知エリアに自転車や大きな荷物(特に金属)などが進入した場合、検知することがあります。
- 次のときセンサーが正常に動作しないことがあります。
・地面とセンサーを設置するポールが垂直でないとき
・センサー表面に氷や雪、ガムや泥などが付着したとき
・センサー部が凍結したとき
・どしゃぶりの雨が降っているとき
・水しぶきがかかったとき
・車のホーン、バイクのエンジン音、エアブレーキ音などの超音波を発生するものが近づいたとき - 車両が進入(停止)する位置や方向によっては検知できる距離が短くなることや、検知できないことがあります。
困ったときには
- 動作表示灯が点灯しない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①電源が供給されていない。
DC12-24V の電源を配線してください。
②電源電圧が正しくない。
DC12-24V の電源を配線してください。
③電源の極性が逆になっている(極性を逆に接続しても故障しませんが、動作しません)
センサの電源のプラスマイナスを正しく配線してください。 - センサ検知がシステム機器に正しく伝わらない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①リレー出力の配線が正しくない。
リレー出力の配線を正しく配線してください。
②出力接点形態が正しくない。
出力接点形態をシステム機器に合わせてください。 - 自動補正が完了しない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①センサの正面方向に動く物がある。
センサの前方にある人や動く物体(旗、のぼり、草木など)を取り除いてください。 - 自動補正中に動作表示灯が赤青に交互点滅する(自動補正エラー)
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①超音波センサの検知エリア内の人や物体を検知している。
検知エリア内の人や物体を取り除いてください。
②設置高さが低く、地面を検知している。
本体下面が地面から500mmになるように設置してください。
③センサを設置したポールが傾いているために、地面を検知している。
ポールが地面に対して傾いている場合、正常に動作できないことがあります。地面に垂直に立っているポールに取り付けてください。
④センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
近くの車両や壁( フェンス)、ゲートバー等の影響がないようセンサの向きを調整してください。
⑤センサの表面にガム等の付着物がある。
付着物を取り除いてください。 - 検知エリア内に車両が進入したとき検知しない時がある、もしくはまったく検知しない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①電源が供給されていない。
DC12-24V の電源を配線してください。
②電源電圧が正しくない。
DC12-24V の電源を配線してください。
③自動補正が正しく行われていない。
自動補正を正しく実行してください。
④センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサ(検知エリア)の向きを調整してください。
⑤背景の影響を受けている。
自動補正を再実行してください。
⑥検知距離が短い。
検知距離を長くしてください。
⑦感度が低い
感度を上げてください。 - 検知エリア内から車両が退去したとき非検知にならない、もしくは非検知になるまで時間がかかる
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①検知エリア内に人もしくは自動車や大きな荷物、伸びた草木などがある。
これらのものを検知エリア外に移動してください。
②センサの表面にガム等の付着物がある。
付着物を取り除いてください。
③自動補正が正しく行われていない。
自動補正を正しく実行してください。
④センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサ(検知エリア)の向きを調整してください。
⑤オフディレー時間が長い。
オフディレー時間を短くしてください。 - ゲートバーを検知してしまう。ゲートバーが開閉を繰り返す。
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②検知距離が長い。
検知距離を短くしてください。
③センサの取付位置がバーに近すぎる。
センサはゲートバーから600mm 以上離して設置してください。
④センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
センサ(検知エリア)の向きがゲートバーと並行になるよう調整してください。
⑤ゲートバーに暖簾がついている。
暖簾を外してください。 - 検知したいエリア外を通る車を検知してしまう
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②検知距離が長い。
検知距離を短くしてください。
③センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサ(検知エリア)の向きを調整してください。 - センサの検知エリア内を通過する人を検知してしまう
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い
感度を下げてください。
②動作タイプが正しくない。
動作タイプが設置条件と一致しているかを確認してください。
③複数の人が通過している。
人数が多い場合は検知してしまうことがあります。人が入らない対策をとってください。 - 大きな荷物や金属物をもって検知エリア内に入った人を検知してしまう
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②金属物や物が大きすぎる。
大きな物は車両と区別できない場合があります。人が入らない対策をとってください。 - センサの検知が遅い。もう少し遠くから検知させたい
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が低い。
感度を上げてください。
②検知距離が短い。
検知距離を長くしてください。
③動作タイプが正しくない。
動作タイプが設置条件と一致しているかを確認してください。 - 機器起動用センサと通過検知用センサのAND 検知が出来ない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が低い。
感度を上げてください。
②センサ(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサ(検知エリア)の向きを調整してください。
③検知距離が短い。
検知距離を長くしてください。
④オフディレー時間が短い。
オフディレー時間を長くしてください。 - 出庫直後に戻ってきた車を検知しない
-
つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が低い。
感度を上げてください。
②非検知後感度アップが無効になっている。
非検知後感度アップを有効にしてください。
③非検知後感度アップ時間が短い。
非検知後感度アップ時間を長くしてください。
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