会議室の「3密」状況をIoTセンサーで可視化

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響により、多くの企業が「3密（密閉・密集・密接）」を避け、職場内クラスターを発生させないための対策に乗り出しています。なかでも総務担当者にとっての課題が、3密になりやすい会議室への対策です。

厚生労働省から、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」が公開されました。（厚生労働省HPへリンク）
これを受け、企業では会議室利用のガイドラインやチェックリストを作成し、さまざまな工夫や取り組みを社内で展開されています。

例）
●　利用人数は、定員の1/2～1/3までとする（少人数で行うこと）
●　席を一席あけるなど、人との間隔は1～2m程度確保する
●　人と人が対面に座らない席配置を行う
●　一定時間（20～30分）が経過したら、ドアや窓を開けて換気を行う
●　会議時間は極力短くする
など

しかし、実際はガイドライン通りに運用するのは難しく、毎回総務担当者が巡回して運用状況を確認、指導するといった人海戦術は得策ではありません。

この課題を解決するために、会議室内の状態をIoTセンサーを用いて可視化し３密状態を把握することができます。３密状態になっていたら、利用者や管理者に自動通知・警告することにより、人の判断や行動に依存せず、3密回避を図ることができるようになります。

在席センサーは、どの席に座っているかを検出して密接しているかを把握できます。
CO2センサーは、室内のCo2濃度から密閉や密集状態が分かります。
開閉センサーはドアが長時間しまっているかを検出することで、密閉状態であることを確認できます。
これらのIoTセンサーは電池で駆動し、データは無線で送信されます。システム導入時の配線工事が不要なので短期間での導入が可能です。

• 本ソリューションに関わるシステム構築およびサービスは、システムインテグレータなど協力会社を通じて提供いたします。
• EnOceanとは、光や温度、振動など比較的微弱なエネルギーを集めて電力に変換する「エネルギーハーベスト技術（環境発電技術）」を活用した無線通信の国際規格です。
  （ISO/IEC 14543-3-10）
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一席あけて座る、真向かいに座らないというルールを設けても守られているかを把握することは困難です。しかし、全ての席にワイヤレス在席センサーを設置すれば、どこに座っているかが分かります。「利用禁止」の席に人が座っていた場合、パソコン、スマートフォン、表示灯などでアラートを出し、ソーシャルディスタンスを取るように注意できます。

多人数で行う会議では、時間の経過とともに室内のCO2濃度が上昇します。会議室にワイヤレスCO2センサーを設置しCO2濃度が一定のレベルを超えた場合、パソコン・スマートフォン、ランプなどでアラートを出すことで換気を促します。

• 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律（ビル管理法）」では、二酸化炭素の含有率を100万分の1000以下（＝1000 ppm以下）におおむね適合するよう規定されています。
• 新型コロナウイルス感染症専門家会議の見解として、商業施設などにおいても上記ビル管理法の換気方法を推奨されています。

会議中はどうしても密閉状態になります。ドアに開閉センサーを設置し、15分～30分ドアが1度も開けられなかったら、アラートを出して換気を促します。

システムインテグレーター様が設計・施工をします。正式なお見積もりが必要な場合は、弊社からシステムインテグレーター様をご紹介します。

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