駐車場施工の工期を半減。埋設不要のセンサーが景観を変える

駐車場経営は、遊休地の活用方法として高い関心を集めています。駐車場を1日でも多く稼働できればそれだけ収入を得られるため、運営会社やオーナーにとって工期や設置コストは重要なポイントです。
これまでは、駐車スペースでの車両を検知には、ループコイルセンサーの採用が主流でした。しかし、オプテックスが開発した「新たな車両センサー」がループコイルに代わる駐車場運営のキーパーツとして注目されています。

課 題

ループコイルセンサーは、埋設したループ電線上方の金属物(車両)を検知します。有料駐車場のゲートや、個々の駐車スペースにおいて一般的に利用されてきました。しかし、施工やメンテナンスにおいて以下のような課題があります。

  • ループコイルを埋設するために、地面をカッターで切断する工事が必要
  • カッター工事のための施工期間が長期化する
  • 工事の際、周囲に泥水が流れる
  • 雨水の浸水や車両の圧力により断線することがある
  • ループコイルのメンテナンスや撤去時に、再度地面を掘り返すなど大掛かりな工事が必要
  • 炭素繊維強化プラスチック(CFRP: carbon-fiber-reinforced plastic)を採用した車は検知しにくい

床面の防水性の確保、構造物保護の観点から商業施設やビルの地下駐車場などにおいてループコイル埋設禁止の動きが進みつつあります。

ループコイルに代わる、次世代の車両検知センサー

オプテックスが開発した新しい方式のセンサーは、地中に埋設せずに車両を検知できます。導入はゲート式駐車場の発券機、精算機、カーゲートや各駐車スペースのポールへ機器を設置するだけ。約 6 日間要するループコイル方式の施工工期を半分の約 3 日に短縮し、メンテナンスや土地の原状回復にかかる手間やコストも削減できます。

また、今後主流になると注目されているロックレス(フラップレス)パーキングは、段差がなく、人が躓いたり転倒したりするリスクを排除でき、駐車時にロック板を乗り越える必要がありません。駐車しやすく、車高の低いクルマもアンダーボディをこする心配がないため普及が進んでいます。
オプテックスの独自センサーは、このロックレスシステムとの親和性も高く、各地で導入が進んでいます。

車両検知センサーテクノロジー

オプテックスは駐車場のオペレーションやロケーション課題をリサーチし、どのようなセンシングが必要かを検討しています。
独自のアルゴリズムにより車両の進入、存在、離脱を検知。人や動物などには反応せず、車両のみ(CFRP含む)を検知することが可能です。[特許出願中] また、降雪地域でも使用できるのも特長です。
センサーが車両を検知する距離などの設定は、センサー内蔵のパネルで簡単に変更が可能。自動補正機能により設置場所ごとの特性を考慮した設定が適用されます。

設置・用途例

駐車場のゲートに設置し、ゲートを起動
車室後方に設置し、車両の入出庫を検知
車両の出入口に設置し、出庫信号を出し道路交通の円滑化

車両検知センサーについてよくあるご質問

車両のボディカラーが検知に影響することはありませんか?

動作原理上、車のボディカラーの影響はありません。

雨や雪などの自然環境が影響することはありませんか?

環境変化の自動補正機能により、屋外でも安心して使用できます。
また、着雪を低減するためのヒーターを内蔵しています。

メンテナンスは必要ないのですか?

本体がひどく汚れた場合は、検知状態を継続してしまうことがあります。その場合は、柔らかいブラシか布で軽く水拭きしてください。

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