インドのメガソーラーで多発するCopper theftのセキュリティ対策

海上に広がる大規模ソーラー発電システム

3年連続で7%を超える経済成長を続けているインドでは、大気汚染が深刻化しており、首都のニューデリーなどでは霧がかかったような光景が珍しくありません。その原因となっているのは、火力発電などの排ガスによるスモッグ。2030年までには人口が中国を抜いて15億人になると見込まれているインドでは、今後、現在の3倍の電力が必要とされており、クリーンな電力の大量生産が緊急の課題となっています。

火力発電所の煙で大気気汚染が蔓延するインドの都市ニューデリー

Copper theftが太陽光発電促進の妨げに

電力確保のため、インドが目を付けたのが再生可能エネルギーの太陽光発電。インドは年平均300日が晴れで、日本と比べると日照時間・日射量とも1.5倍近くにもなります。すでにインドにおける太陽光発電の累積容量は2016年末で9GWを超えており、2017年には日本を抜いて世界3位の太陽光発電市場になっています。

さらに、インドが世界の太陽光発電市場の主要プレーヤーとしての地位を得るべく、「ナショナル・ソーラー・ミッション(National Solar Mission)」がスタート。世界最大級の大規模太陽光発電(メガソーラー)のプロジェクト「Rewa Mega Solar Project」も発表しています。

一方で、インド国内に数千もの太陽光発電のソーラープラントが各地に設置された現在、大きな問題も発生してきました。Metal theft(金属の盗難)の続出です。警備員や監視カメラだけでは犯人逮捕が難しく、換金性の高さからCopper theft(銅線の盗難)が相次いでいます。インドが太陽光発電を推進するうえで、メガソーラーにおけるセキュリティ対策は大きな課題と言えるでしょう。

【課 題】

  • 警備員や監視カメラだけでは銅線の盗難を狙う侵入者を捕らえられない
  • 銅線の盗難被害により、設備稼働の中断・再工事に多大なコストがかかる
  • 再生可能エネルギーの普及促進に水を差してしまう

解決策

太陽光発電の規模に合わせたセキュリティ対策の設計

ソーラープラントの建設環境は、海辺、山のふもと、都市部など、一定の場所ではありません。しかも、規模が大きいメガソーラープラントともなると監視する範囲が広くなるため、人的警備や監視カメラだけでは十分な対応が難しいと言えます。
そうしたソーラープラントにおいて、オプテックスは独自のセンシング技術でセキュリティを確保。例えば、メガソーラーのフェンス外周に対してはレーザーセンサーで監視し、フェンス自体には光ファイバーセンサーを張り巡らします。さらにフェンス上部には、常に赤外線のビームセンサーを稼働させることで侵入者を確実に検知。広範囲であっても、侵入者にバイパスされにくいセキュリティシステムを構築できます。

太陽光とソーラーパネル

ランニングコストの合理化

ソーラープラントの発電システムの設備には大量の銅線が敷設されており、多くの場合、この銅線が盗難の対象となっています。銅線は換金性が高く、なかには1億円を超える被害も発生しています。
銅線が盗難された場合、直接的な被害ばかりではなく、施設の一部、あるいは全体が稼働できなくなる事態に陥ります。「発電量が落ちる」「復旧コストがかかる」という状況で、仮に復旧まで2カ月かかるとすると約2000万円の損失を被ると言われています。
オプテックスのセンサーによるセキュリティ対策にかかる費用は、ソーラープラントの規模にもよりますが数百万円から導入可能。予算に応じて、外周・内部の外周など検知エリアを増減できます。また、導入後は警備員の配置が少なくて済むため、運用コストまで考えると非常に安価だと言えます。さらに、こうしたセキュリティ対策を講じることで、保険会社からは高い信頼を得ることができます。

監視カメラと連動して犯人を特定

オプテックスのセンサーが侵入者を検知した際、サイレンが鳴るように設定しておくことで、侵入者に警告を通知し早期の撤退をうながせます。また、監視カメラと連動させれば、自動的にその場所をピックアップ。通報システムによって監視室ですぐにモニタリングでき、ソーラープラントと監視室が近ければ、そのまま警備員が駆け付けることが可能です。ソーラープラントが遠隔地の場合は、後日、監視カメラの映像を確認し、警察と連動しながら早期逮捕に向けて動き出せます。

【効 果】

  • 銅線をはじめとする設備の部品盗難のリスク軽減・犯罪の抑止効果
  • 損害保険の費用も含めた総合的な運営コストの合理化
  • 犯罪発生の場合も早期検挙に貢献、社会的にCopper theftの成功率の低さをアピールすることで被害の拡大を抑える(窃盗犯罪としてのリスクバランス訴求)

関連情報

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