監視画像を鮮明化

暗闇でも状況を正確に届けるために。監視カメラの強化方法

社会情勢や自然環境の変化によって、世界中で監視カメラ市場が拡大しています。テロや犯罪対策としての用途にとどまらず、地震や洪水、土石流、噴火などの災害に対しても、速やかな情報収集と正確な状況確認に映像からの情報が重要視されています。
さらにマーケティングやサービス向上に繋げるデータ収集や道路や設備の劣化診断を行う安全モニタリングなど、企業のバックオフィスや社会インフラにも導入されていますが、カメラだけでは「暗闇」で鮮明な映像を取得ができないことが課題でした。

見落とせない夜間や暗い場所の監視画像

災害監視

記憶に新しい日本を襲った集中豪雨。被害を最小限に食い止めた地域では、雨量や河川・ダムの水位センサー情報による警告や、監視カメラ映像がいち早く発信されました。しかし、夜間や薄暗い環境下では鮮明な映像が得にくく、正確な状況判断ができないことも少なくありません。

インフラ監視

現在、日本の高速道路は約4割が、開通から30年を超過。劣化に伴って、リニューアルプロジェクト(※)が実施されています。また、一般道路や橋、トンネルでも老朽化や大型車交通による疲労、自然環境による損傷が発生。5年に1度の人手による近接目視点検が義務化されるなど、社会インフラの維持管理の重要性が増しています。

このような社会課題を背景に、道路パトロール車に積んだカメラとAI処理を活用し、路面の亀裂や剥離などの劣化状態を推定できるような診断サービスが広がりつつあります。

劣化診断イメージ例
劣化診断イメージ例

監視カメラ補助投光器が「見えないを、見せる」

監視カメラ用補助投光器は、監視カメラと組み合わせることで夜間や薄暗いシーンでも鮮明な映像の撮影を可能にします。さらにカメラの角度や時間帯によって異なる見え方を均一化させ、取得画像の品質向上を実現。
また、風雨や、道路の凹凸による振動や衝撃、高温の路面温度など過酷な環境を想定して設計しており、耐衝撃、重耐塩、幅広い動作温度範囲などの性能を有しています。

オプテックスの監視カメラ補助投光器「Vario」は、すでに世界中の監視カメラや監視システムに採用され、セキュリティ、災害、インフラ、ナンバー認識などのあらゆる用途で活用されています。

車載監視カメラ用途
車載監視カメラ用途
車番認証システム用途
車番認証システム用途

■ 光源と光の届く距離

撮影距離や用途に応じて、異なる光源や短距離・中距離・長距離モデルをラインアップしています。

  • 赤外線投光器:人間の目には見えない特殊な光「赤外線」を照射するLEDライト
    赤外線の光で周囲をライトアップして映像を見えるようにします。
    多数のLEDで光量が多いため、カメラ内蔵の赤外線照明よりはるかに長い投光距離を有しています。

    光の届く距離:20m~500m
     
     
  • 可視光投光器:人間の目に見える白色LEDライト
    光の届く距離:10m~250m

■ 光の角度

レンズを交換することで、1つの照明装置で6つのパターン(最小10°から最大120°)に配光角の変更ができ、あらゆるシーンに最適な照明を実現できます。

■ 光学技術

カメラの画角や撮像距離に応じて、全画面に均一な照度を露光する光学技術(Hotspot Reduction Technology)を実装。白とびや黒つぶれを抑制し、細部までクリアな映像を記録できます。

■ 設定・調整

本体に内蔵した照度センサーが昼夜を識別し消灯・点灯を制御します。また専用リモコンで光量調整やセンサー感度調整を離れた場所から簡単に実施できるので、大規模な設置シーンで作業を大幅に効率化できます。


最高品質の画像を実現するために、このほかにも多くの技術を搭載しています。

監視カメラ用LED投光器 Varioシリーズ

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