セキュリティ用途から来客サービスとの連動、マーケティングデータの収集まで

活用が広がるナンバープレート情報、認識率アップの鍵は?

「車両ナンバープレート認識システム」は、私たちの生活にどのような関係があるでしょうか?
例えば高速道路や幹線道路でスピード違反車両を自動記録する、速度違反自動取締装置を想像される方が多いのではないでしょうか。

しかし、昨今はカメラの画像処理技術の発達と低価格化、認識アルゴリズムの進化が進み認識率も向上したことから、商業施設や遊園地での来場者分析やマーケティング調査、登録された車両のみが通行できるセキュリティ用途など、活用用途が幅広くなってきています。

ヘッドライトやテールランプ、西日・逆光が
ナンバープレートの「認識率」を下げる要因に

日本国内を走る車両のナンバープレートは数字に加え平仮名と漢字が使用されており、自動で正確なデータへ変換する場合は、認識アルゴリズムで判読処理をさせる静止画もしくは動画データを最大限クリアな状態で撮影できる機器が不可欠です。さらに、夜間や日中両方の時間帯への対応はもちろんのこと、ヘッドライトやテールランプなど走行する車両自体から発せられる光や、西日や逆光の差し込みといった日照条件の移り変わりにも影響されず、判読・自動でデータ化できる適切なシステム構築が必要です。

車番認識・車番認証システム フローイメージ

また、近年「ご当地ナンバー」と呼ばれる各地方の風景や、観光資源の図柄が配置された地方版図柄入りナンバープレートの導入も盛んに行われています。
 
車番認識システムはどのような図柄が背景にあっても正確にナンバープレートの数字や平仮名、漢字だけを認識しなくてはなりませんが、スポーツイベントや国際会議開催に合わせた特別仕様のナンバープレートが発表されるなど、その難易度は年々高くなっています。

  • 「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」(国土交通省)https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000036.htmlを加工して作成

どんな環境でも認識率を落とさせない。
車番認識システムを支える、オプテックスの監視カメラ用投光器

オプテックスの監視カメラ用投光器には、監視カメラに適した独自の配光技術を搭載。
カメラにとって過酷な条件や環境下でも鮮明に映像を撮影できるだけでなく、撮影するカメラ角度や時間帯によって異なる見え方を均一化させ、取得画像を良化します。

監視カメラのみの場合
車両の輪郭はわかるが、ナンバープレートが不鮮明で正確な判読・認識ができない。
監視カメラ用投光器を点灯した場合
画像いっぱいに滑らかで均一な配光が広がり、ナンバープレートをクリアに確認することができる。

使用機器:VAR2-i16-1

カラーと白黒、使用するカメラに合わせて選べる
豊富なラインアップ

走行する車両を運転している運転手に眩しさ感じさせないため、車番認識システムでは白黒カメラの採用が中心ですが、車両のボディーカラーを記録するためカラーカメラの設置も近年増えています。
それに対応すべく、白黒カメラ用赤外光モデルだけでなく白色光モデルも多数ラインアップしているほか、カメラの角度や設置後の配光調整のため角度調整レンズも多数ご用意しています。

高速で通行する車両の撮影には、
高出力・長距離 + パルス発光

高速で通行する車両を撮影しなければならない場合に備え、カメラのシャッタ—スピードと同期し、高出力かつ長距離の赤外光を照射できる専用モデルもラインアップしています。

従来機種と比較し、約4倍の投光量と最大60mの長距離照射で、どんな速度で通行する車両のナンバープレートでも判読処理に必要な画像品質を落としません。


※ パルス発光: 所定(または、一定)の時間間隔で点滅する発光方式

このようにセキュリティや来客サービスとの連動、マーケティング情報の収集など幅広い用途に合わせ適切に導入することで、顧客満足度の高い車番認識システムを構築できます。オプテックスには多数の導入事例を元にしたノウハウがございます。導入を検討される方はぜひ一度お問い合わせください。

製品情報

製品に関するお問い合わせ

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。