自動ドアを安全にご利用いただくために

建物管理者・通行者の皆さまへのお願い

建物管理者の皆さまへ

私達にとって身近な存在であり、日頃から便利に使用している自動ドアですが、一方で小さな子どもや高齢者による事故が多いのも事実です。事故の傾向としては「駆け込みによる衝突」や、「斜め進入による接触」、加えて「立ち止まりによる挟まれ」の順で、これら3つで事故全体の半数を占めているといわれています。※

駆け込みによる衝突
駆け込みによる衝突

閉じてくる自動ドアや、開き始めた自動ドアに対し駆け込むことによる衝突。
斜め進入による接触
斜め進入による接触

閉じかけの自動ドアに対し斜め方向から進入し、反転した自動ドアが開ききらないうちに接触。
立ち止まりによる挟まれ
立ち止まりによる挟まれ

自動ドアの開口部で立ち止まり、閉じてくる自動ドアに挟まれる。
  • 全国自動ドア協会公表より

オプテックスでは、このような事故を少しでも低減するために、日々、製品開発に取り組んでいます。
最新タイプの自動ドアセンサーでは安全面において様々な箇所がアップデートしています。交換推奨期間のタイミングで、ぜひ最新タイプの自動ドアセンサーへのアップグレード交換をご検討ください。また、安全にお使いいただくために、日々のメンテナンスや定期点検も合わせてお願いしています。

お願い1:最新タイプの自動ドアセンサーへの交換

旧タイプの自動ドアセンサーの中には最新タイプに比べて検出エリアが狭く、安全に自動ドアを通行するための検出エリアが確保できないものがあります。​そのために「駆け込み・斜め進入・立ち止まり」によるドアへの衝突や挟まれ等の事故が発生する可能性があります。​

現在、旧タイプの自動ドアセンサーをご使用中の現場では、このような事故リスクを低減させるためにも広範囲・高密度・安全性の高い機能を有した最新タイプの自動ドアセンサーへの交換をお願いします。

自動ドアセンサー新旧比較
お願い2:自動ドアセンサーの検出面の定期清掃

自動ドアセンサーは、検出窓の汚れによって感度が低下する可能性があります。ご使用いただく環境により検出窓の汚れやすさは大きく異なりますが、最低でも1年に一回は清掃いただきますようお願いします。なお、洗剤でご清掃いただく場合は、必ず「中性洗剤」をご使用ください。

  • 汚れがひどい場合、中性洗剤を湿らせた布につけ軽く拭き取り、その後必ず水で湿らせた布等で洗剤を軽く拭き取ること。(アルカリ、酸性の洗剤や溶剤は使用不可)
自動ドア検出面の定期清掃
お願い3:専門業者による定期メンテナンス(保守契約)

自動ドアを安全にお使いいただくために、専門の知識を持った方による自動ドアの定期的な保守点検をお勧めします。

また、自動ドアの動きが少しでもおかしいなと感じた際は、施工された自動ドア施工店様もしくはお近くの自動ドア施工店様へご連絡ください。

保守契約のすすめ
JADA JIS A 4722:2017 準拠 歩行者用自動ドアセット<引き戸> 安全ガイドブック ~自動ドアの安全性の向上を図るために~

通行者の皆さまへ

自動ドアを安全・快適にご利用いただくために「自動ドアのしくみ」・「正しい通り方」・「守っていただきたいこと」をご理解いただきますようお願いします。
詳しくは、下記リンク先をご覧ください。

自動ドアを通行する皆さまへ
JADA 注意啓蒙ポスター

その他、自動ドアシステム全体の安全については、こちらをご参照ください。

全国自動ドア協会
内閣府認証特定非営利活動法人 全国自動ドア産業振興会
自動ドアを安全にご利用いただくために。オプテックスの取り組み

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