2020年10月01日

工場や倉庫の出入口に使用するシートシャッター開閉用センサーが2020年度グッドデザイン賞を受賞

世の中のインフラを支える製造・物流現場の職場環境改善をサポート

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)が開発した、製造・物流施設の出入口に使用するシートシャッター開閉用センサー「OAM-EXPLORER」が、2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。当センサーは、搬入出時の車両や人の往来が激しい現場における衝突事故防止、空調効率の向上による作業環境の保全、機器導入・設置の効率化に貢献する製品として、グローバルに販売を行っています。現場における課題をセンサー機能の向上で解消するとともに、アプリを使用した施工性において高く評価されました。オプテックスは、5年連続でグッドデザイン賞受賞となりました。

シートシャッター開閉用センサー「OAM-EXPLORER」
シートシャッター開閉用センサー「OAM-EXPLORER」

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

「コロナウィルス問題で在宅勤務などの多様な働き方が広がった一方で、物流などの作業現場には作業環境の選択肢はなく、社会的なニーズの高まりから一層多忙を極めている。このような状況における環境の改善は、作業従事者を確保する面からも必要性が高い。本製品はセンサーとしての機能を向上させているだけでなく、設置性とメンテナンス性に優れ、特に専用アプリケーションを用いて容易な設定が可能となっている点が高く評価できる。」


受賞紹介サイト https://www.g-mark.org/award/describe/50673?token=EtCFZWaLPu

製品概要

シートシャッター開閉用センサー「OAM-EXPLORER」

製品紹介
製造・物流施設の出入口に使用するシートシャッター開閉用センサー「OAM-EXPLORER」は、世の中のインフラを支えている当該施設において、よりスムースで効率的な搬出入運用を行いつつ、構内の衝突事故予防、運用中の不要開閉を抑止することで空調効率を向上させ、働く人々の職場環境の改善に貢献するために開発した製品です。
また、スマホアプリを用いた機器設定を行えることから、高所での施工や調整時間を大幅に短縮し、施工者の事故リスクの軽減と流れを止めない物流を支えます。


開発背景
製造・物流施設の出入口には、搬出入車両のアクセス制御や作業環境保全を目的に、開閉用センサー付きシートシャッターが多く設置されています。しかし従来センサーは安全性担保のため検知範囲が広く、往来の激しい現場では開放時間が長くなっています。これは空調のエネルギー損失だけでなく、昨今の猛暑や厳寒から特に外気に面した作業環境の悪化を引き起こし、結果として労働者の離職率増加に繋がる課題となっています。また荷役・運搬作業が混在する現場は、車両同士や車両と人の接触事故リスクも高く、周囲への注意喚起を目的とした別センサーが設置されるなど施設側の安全対策の投資がハードルとなっています。更に機器の施工性にも課題があり、高所作業時間が長くなり施工者の事故リスクを上げる要因となっています。オプテックスではセンシング機能と施行性の向上を行い、作業者・管理者・施工者の三方良しとなる製品開発を行いました。
物が溢れデジタル技術が飛躍的に進化した今、社会経済を支えるインフラとして重要な役割を担う製造・物流施設などの現場を支えている人々が心身ともに健康で安全な生活を送るための新たな働き方改革の一助になることを期待しています。

受賞しました製品詳細はこちらからご覧いただけます。→ https://www.optex.co.jp/products/industrial-door/oam-explorer-j.html
 

利用場所
食品工場、物流倉庫、カーディーラー(整備工場)、市場、空港など

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp