2017年10月04日

電源不要の在室検知センサー・スイッチが2017年度グッドデザイン賞を受賞

~オフィスビルで働く人と環境をセンサー+IoTで自由にデザイン~

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)が開発したワイヤレス在室検知センサー・スイッチが、2017年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。当センサー・スイッチは電源を不要とする構造と機能により、フリーレイアウト、メンテナンスフリーを実現し、設置場所の自由度や拡張性の向上が期待できるものとして評価されました。
当センサー・スイッチは、光や押す力で発電するエナジーハーベスト技術を搭載しており、配線や電池交換が不要であるため、設置場所の制約を気にすることなく、オフィスやホテルなどのさまざまな場所で使用することができます。また、人の在室をセンシングし、人が居る場所のみでの照明点灯や空調稼働の制御が可能になるため省エネルギーに有効です。当センサー・スイッチをビルオートメーションに用いられるIoTシステムと連動することにより、会議室の利用状況の把握による効率運用といった、働き方改革にむけたソリューションとしても活用でき、新しいビルシステムの普及に貢献していきたいと考えています。

ワイヤレス在室検知センサー・スイッチ

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

「シンプルなデザインでありながら、電源を不要とする構造と機能を有している点で、設置場所の選択肢を大きく広げることが可能になると考えられる。」


受賞紹介サイト https://www.g-mark.org/gallery/winners/9de0e284-803d-11ed-af7e-0242ac130002

製品概要

ワイヤレス在室検知センサー・スイッチ
オフィスやホテルなどのファシリティ環境に設置される照明や空調システムなどとセンサー・スイッチを連動させることで、システムを最適にコントロールし、室内環境の快適化、省エネルギー化の実現をサポートする製品です。
ビルオートメーション市場では、欧米を中心として省エネルギー性能を格付けする評価の義務化や省エネ規制が強化されており、その設備制御におけるセンサー情報の信頼性、機器の保守性や設置性の高さが求められています。設置環境や設置場所、システム構造を把握し、当社のセンシング技術とエナジーハーベスト技術を組み合わせ、フリーレイアウト、メンテナンスフリーを可能にました。
https://www.optex.co.jp/products/occupancy-sensor/cpi.html

使用用途例
・オフィス会議室のマネジメント:会議室の利用時に在室をセンサーで検知し、自動電源をON。プロジェクター利用時には、スクリーン付近は暗く、それ以外は明るくするためのスイッチを併用。
・フリースペースマネジメント:在室検知センサーにより、フリースペースのデスク/テーブルが使用されているかどうかを判断、スマートフォン等のデバイスで確認できるようにし、どの場所が利用できるかを遠隔確認。
・オフィスフロアの照明制御:在室検知センサーにより、人の在/不在を認識し、人がいないところの電気を消灯。レイアウト変更が多い会議室では、持ち運びできるスイッチを用い、照明を制御。
・トイレ使用状況管理:在室検知センサーにより、トイレ個室が利用有無を検知。店内の座席から使用状況を確認。

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」に出展

本年11月1日(水)から東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」において、「ワイヤレス在室検知センサー・スイッチ」が本年度受賞デザインとして紹介されます。

日時:11月1日(水)〜11月5日(日)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2017/

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp