看板の老朽化は身近に潜むリスクの一つ

頭上から看板が落ちてくる 歩行者を襲う危険

飲食店街などで無数に設置されている看板。それが「頭上から落ちてくる」とは信じがたいですが、事実、落下事故は全国各地で増加しています。地震や台風などの自然災害による損壊、老朽化などのリスクを伴う看板。万が一、第三者に被害が及んだ場合、看板を所有するビルオーナーや企業は多額の賠償金が発生するうえ、社会的な信用も失うことになりかねません。国や自治体が定める指針や条例で規制はされていますが、最適な点検方法が確立されていないのが現状です。
ここで重要なのは、小さな異変に気づくことです。

【 課 題 】
目視依存か。大がかりな点検か

古い看板だけではありません。見た目がきれいでも、外的な要因でネジが緩んだり、内部にダメージが生じたりしているケースもあります。しかし全国各地にある無数の看板を頻繁に、そして確実に点検するのは困難です。双眼鏡による目視点検は比較的安価に実施できますが、実施者に依存するため確実性・客観性にやや疑問が残ります。

安全性を高めるには作業者が直接確認するほかありませんが、基本的に高所に設置されている看板の点検・メンテナンスには高所作業車が必要になります。実施のたびに10万円以上の費用が掛かる上、作業車の手配、作業員と交通誘導員の配置、警察や自治体への申請など、コストだけでなく工数もかかるため、量販店や飲食チェーンなど看板を多数保有する企業には大きな負担となってきました。

【 解 決 】
看板用IoTセンサーで日々の変化をキャッチ
コストも工数も大幅削減

看板は形状やサイズ、設置場所も異なります。オプテックスは「どんな形状なのか」「どこに設置するのか」、さらには施工性や耐久性などをテーマにフィールドテストを繰り返し実施。自社のセンシング技術と協業企業様のノウハウを組み合わせ、有用性をあらゆる角度から検証してきました。

無線通信はLPWAの通信規格の一つであるSigfoxに対応し、遠隔監視のシステムを簡単に構築することができます。傾きや揺れを測定し、看板の状態や変化データを定期的に自動送信。異常を見分ける確実な判断材料として活用できます。

看板の点検業務をIoTセンサーに任せられるので、管理コストや工数を削減。日々のデータをもとに、本当に必要な看板だけ点検を行うスキームを構築できます。センサーは電池駆動タイプ。5年に一度交換するだけで、長期に渡ってご使用いただけます。(使用頻度によって異なります。)

IoT看板センサー
IoTセンサー

看板の点検・保守・見守りのトータルサポートも提供可能に

評価方法

大きな事故が起こる前の看板の保守点検・維持管理に、オプテックスのIoTセンサーデータを活用する企業が増えています。

データから得た情報は、日々の看板の異常監視、メンテナンスの計画立案、効率的な点検・補修工事の提案に活用されています。台風や地震など、不測の事態によって異常な変化を捉え、看板落下のリスクが高まった場合早急に駆けつけて対処するなど、新たな維持管理を行うサービスにも役立てることが可能となります。

【 効 果 】

  • 看板落下のリスクを最小限に留め、企業ブランドを守ることができる。
  • IoTセンサーによる遠隔監視により、点検作業のコストや労力を削減できる。
  • 定量・相対・客観評価が可能になるため、点検時期や交換などの判断が明確になる。

導入事例 株式会社ザイマックス様

点検・保守・見守りサービス

ファシリティマネジメント大手の株式会社ザイマックスは、オプテックスのIoTセンサーによる看板の傾き・揺れを遠隔監視し、落下・倒壊を未然に防ぐ「看板監視サービス」を2018年10月より正式に開始しました。

株式会社ザイマックス様の看板監視サービスの詳細はこちら

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