2024年11月07日
自動ドアセンサーを活用した、簡単に後付けできる
マンション用のオートロックハンズフリー解錠システムを発表
阪急阪神不動産・オプテックス・CoLifeの3社共同で開発
オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、阪急阪神不動産株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:福井 康樹、以下「阪急阪神不動産」)、株式会社CoLife(本社:東京都中央区、代表取締役社長:池内 順平、以下「CoLife」)との3社共同で、マンションの共用エントランスのオートロックドアをハンズフリーで解錠するシステムを開発したことをお知らせいたします。
本システムは11月1日(金)に開発を完了し、阪急阪神不動産の分譲マンション〈ジオ〉のご入居者様向けアプリ「geo life support」の新機能として2025年に導入することを決定しています。
導入の背景と目的
通常、マンションの共用エントランスのオートロックドアは、住戸の鍵を取り出して解錠することで開く仕組みになっています。近年では、ハンズフリー鍵の導入が可能となりましたが、それ以前に竣工したマンションでは大掛かりな設備工事が必要となるため、分譲済みマンションにお住まいのお客様にとって、大きなハードルとなっていました。
今回、開発・機能追加した「オートロックドアのハンズフリー解錠システム」は、オートロックドアのセンサーを、オプテックスが企画・開発・販売を行う<OMNICITY>に対応する製品への交換や追加で設置する簡易な工事のみで、オートロックドアをハンズフリーで解錠することができる業界初※の試みです。
これにより、荷物を両手に持っている場合や子供を抱えている場合でも、鍵を取り出すことなくハンズフリーでオートロックドアを解錠でき、より便利で快適な生活環境を提供することが可能となります。
- オートロックドアの自動ドアセンサーを活用し、ハンズフリーで解錠させる仕組みを不動産会社の入居者様向けアプリと連動させる点が業界初。2024年11月7日時点、阪急阪神不動産株式会社・オプテックス株式会社調べ
開発機能
本アプリがインストールされたスマートフォンを所持した状態でオートロックの自動ドアのセンサーの検知範囲に入ると、本アプリと自動ドアセンサー、ならびに本アプリのクラウドが通信を行います。そこで認証されると、ハンズフリーでオートロックドアが解錠される仕組みです。
なお、本システムは、本アプリの構築・運用を行うCoLifeが、オプテックスが開発する自動ドアセンサーと通信を行う
阪急阪神不動産では、今後、新規物件への導入のほか、既存の管理組合にも導入を提案していきます。
- ご入居者様や、分譲マンションや戸建を担当する社員の意見を集めながら、商品開発を行うための商品企画検証スペース「ジオフィットプラスラボ」を2024年10月にリニューアルしました。管理組合様に同ラボで「オートロックドアのハンズフリー解錠システム」の機能を実際に体験いただき、導入を検討いただくことができます(予約制)。なお、同ラボでは、時代や社会に合わせた間取りや収納の検討等、暮らしをより快適にするための検証を行っています。
入居者様向けアプリ〈geo life support〉とは
阪急阪神不動産が関西圏・首都圏で分譲したマンション、かつ、管理会社が阪急阪神ハウジングサポートのマンションのオーナー様、ご入居者様にご利用いただけます。
- 対象物件はこちらをご参照ください。
- 本アプリのご利用には、阪急阪神不動産の会員組織「阪急阪神オーナーズクラブ(HOC)」に加入する必要があります。
〈OMNICITY〉とは
自動ドアの開閉制御機能のみであった自動ドアセンサーにBeacon機能を追加したことにより、対応アプリ搭載のスマートフォンと自動ドアセンサーが通信を行えるようにしたソリューションです。主な機能としてオートロックの解錠・クーポン配信連携・人流分析などがあり、さまざまなサービスの提供が可能となります。
>OMNICITYサイトはこちら
阪急阪神不動産株式会社 概要
所在地 |
大阪市北区芝田一丁目1番4号 阪急ターミナルビル内 |
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事業内容 |
オフィス・商業施設の賃貸、不動産開発、エリアマネジメント、不動産ファンド、マンションの分譲・賃貸、戸建て住宅・宅地の分譲、仲介、リフォーム、賃貸管理、土地活用など |
株式会社CoLife 概要
所在地 |
東京都中央区日本橋富沢町9番4号 |
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事業内容 |
デジタルとリアルをかけ合わせた住まいのOS(オペレーティングシステム)となる「iecon(イエコン)」と、そのiecon(イエコン)を通じて提供される住まいに関する多様な「ホームサービス」の提供 |