2022年02月17日

水質管理をDX化する「WATER itデータマネジメントサービス」を公開
自動測定・遠隔監視で管理コストを大幅削減

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、水質管理をスマート化するサービス「WATER it(ウォーターイット)データマネジメントサービス」の提供を開始いたしました。本サービスはオプテックスの水質測定機器などと連携することで、遠隔かつリアルタイムでの水質管理が可能となります。

オプテックスのWater it データマネジメントシステム
■開発の背景

 オプテックスは、1993年に滋賀県の依頼により琵琶湖の透明度を正確に連続測定できる「透明度自動測定システム」を開発。以来、国内外の河川や工場など様々な場所で水環境の管理支援を行ってきました。水質管理を行う現場では、従来からの人手不足や従業員の高齢化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、定期点検巡回を減らしたいという要望が高まっています。その一方で、設備の老朽化による故障や異常発生を迅速に把握し対応できる体制構築も求められています。
 本サービスはオプテックスのセンシング技術とIoT技術を活用し、水質管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)として現場の負担を大幅に削減する目的で開発を行いました。既に設置済みのセンサーとも連携可能(※)で、安価に導入できる点も特徴です。

※センサータイプによる

■主な特徴

 『「はかる」「つたえる」「みる」をカンタンに。』をコンセプトにいつでも、どこでも水環境を把握できる仕組みをトータルで提案。現場を遠隔で監視し、アラーム通知等で異常を早期発見できるため、業務の確実性向上と簡素化を実現できます。

WATER it データマネジメントサービスの仕組み
センサーからデータマネジメントシステムに表示されるまでの仕組み
測定データのグラフ化
測定データのグラフ表示
測定地点をマップに表示
測定地点のマップ表示
自動集計機能
自動集計によるレポート
[ 機能例 ]

データ表示

測定データの傾向監視ができるトレンドグラフ表示、多拠点の管理に適したマップ表示、CSV出力に便利な一覧表示が可能です。

アラーム通知

異常をメールでプッシュ通知します。用途にあわせて条件を設定できます。

メンテナンス通知

消耗品交換時期やメンテナンス時期、機器異常やローバッテリーをメールで通知し、現場での保守・メンテナンスをサポートします。

レポート機能

測定データの集計を自動化。報告業務を確実に、そして簡素にします。

気象情報連携

測定場所の降水量や気温を取得。レポートやアラームの設定に活用できます。

グループ機能

閲覧権限を設定でき、複数人での管理が可能です。

■データマネジメントサービスのプランと各センサーとの連携について

用途に合わせてお選びいただける月額のプランをご用意しています。またデモ機の貸出と合せて無料でお試しいただけるトライアルプランもご利用いただけます。

[ ご使用例 ]
サービス導入費用の目安
[ プランの特徴と料金体系 ]
月額プランの説明
オプテックスの水質測定機器等と連携
オプテックスの水質検査機器シリーズ

Water itデータマネジメントサービスは、オプテックスの水質センサーすべてと接続できます。またセンサータイプが合致する場合、社外品を活用してデータを取得することが可能です。

■今後の展望

 サービス開始に先立ち、実証実験として各種工場や自治体の河川管理でpH、導電率、溶存酸素(DO)、濁度、水位など、様々な測定項目で使用していただき「現場に行く回数が減って楽になった。」「管理工数や人員を減らすことができた。」というお声をいただいております。引き続き養殖産業や自然災害、上水、下水、排水など様々な水質管理のプラットフォームとして展開し、世界の水環境の改善や安心できる現場づくりを通じてSDGsの達成に貢献します。
 オプテックスは今後もあらゆる社会課題を、センサーを通じたビジネスで解決し、世界中の皆様に安心・安全・快適な暮らしを提供してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山/岡井

Tel:077-579-8000

E-mail:oj-pr@optex.co.jp