2018年05月08日

過酷な環境下でもカメラ撮像精度を向上するカメラ用補助投光器発売

~カメラ用途の拡がりに対応した、耐振動・耐塩害・耐温度モデルの投光器
「Vario2 エクストリームシリーズ」~

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、監視カメラの撮像精度を向上させるカメラ用補助投光器「Vario2 エクストリームシリーズ」をグローバルプロダクトとして、日本で5月14日より発売を開始いたします。新シリーズの投光器は、屋外の過酷な環境条件や監視以外の新たな用途展開が進むカメラ市場に対応できる耐振動・耐塩害・耐温度モデルです。

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カメラ補助投光器「Vario2エクストリームシリーズ」(赤外光/白色可視光タイプ)

 防犯や犯罪者検挙に役立つ監視カメラは、世界で年率10〜15%程度で成長しています。日本では、空港、鉄道などの交通機関や、ダム、道路、港湾などの重要施設は日々の国民の生活や経済活動を支える重要な基盤であることから、これらの安全確保とセキュリティ対策として監視カメラの普及が加速しています。昨今、このカメラは、従来の監視用途であるセキュリティに加え、人の混雑や行列を把握し、マーケティングやサービス向上に繋げるデータ収集、道路や設備の劣化診断を行う安全モニタリングなどへ用途が多様化しています。一方、カメラだけでの撮影では、暗闇では十分な映像を取得できないという課題があり、当社は、カメラの撮像に最適なカメラ用補助投光器を提供することで、暗闇でも鮮明な映像の取得へと導きます。高精度に人物特定や証拠画像を提供できるカメラ用補助投光器は、世界中の多くのカメラ設置現場に採用されており、世界シェア50%を誇ります。
 今回発売する「Vario2エクストリームシリーズ」は、カメラの設置場所の拡大や多様化する活用用途に対応したシリーズで、屋外の過酷な環境条件および動作条件でも使用できる製品です。機械的衝撃や振動への耐性、重耐塩、幅広い動作温度範囲に耐えられるように設計しています。

カメラ用補助投光器の主な特長

  1. 屋外の過酷な現場でも使用可能
    ・耐振動性:IEC60068-2-64(JIS同等規格:JIS C 60068-2-64)をクリア
    ・重耐塩:常時、飛来塩分が高濃度である沿岸部やその地域に求められるレベル
    (目安:海岸より0~200 m程度の範囲)でも使用可能
    ・動作温度範囲:-50℃〜+ 75°C
  2. 均一な照射でカメラの撮像精度を向上
    ・カメラの画角や撮像距離に応じて、全画面に均一な照度を露光する光学技術(Hotspot Reduction Technology)を標準搭載
  3. 使用環境に最適なラインアップと配光パターン
    ・赤外光タイプと白色可視光タイプの2種類の光源
    ・本体のレンズを交換することで6パターン/最小10°から最大120°に配光角の変更が可能

高い耐久性を必要とする活用事例

車載カメラによる道路や構造物の劣化診断

道路パトロール車に積んだカメラ画像とAI処理で、路面情報の収集、画像解析を行い、亀裂や剥離などの劣化状態を推定できるような自動劣化診断サービスが広がりつつあります。そのカメラとカメラ用補助投光器を組み合わせることで、撮影するカメラの角度や時間によって異なる見え方をこの投光器によって均一化させ、取得画像の良化を実現することが可能となります。また、道路の凹凸による振動や衝撃、高温の路面温度などにも耐えうる設計がこのような過酷な用途で有効です。

製品価格

オープン価格

 オプテックスは、カメラの新たな用途に最適なカメラ用補助投光器を提供することにより、世界中のカメラ市場の成長に貢献していきたいと考えています。

オプテックスの監視カメラ用補助投光器「Vario2 エクストリームシリーズ」に関する情報はこちら↓
http://www.optex.co.jp/sec/business/raytec_vario/xtr/index.html

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp