2018年04月10日

既存のセンサーやスイッチを簡単にIoT化。
国内初のパルス対応*、IoT無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター」

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、既存のセンサーデバイスやスイッチなどを接続させることで、すばやく簡単にIoTソリューションに活用できるIoT無線ユニット 「ドライコンタクトコンバーター」のパルス信号対応版を、2018年4月18日より発売開始いたします。IoT無線ユニットは、LPWA(Low Power Wide Area=低消費電力で広領域の無線通信技術)通信(*1)のSigfox(*2)に対応しています。

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システム構成と接続イメージ
既存センサーをIoT無線ユニットと接続するだけでクラウドサーバーへの連携が可能になります。

 オプテックスが発売する「IoT無線ユニット」は、人感センサーや温度センサーなどのさまざまなセンサーデバイスやスイッチを接続することで、既存のセンサーデバイスを簡単にIoT機器として使用することを可能にします。これにより、新しいIoTセンサー開発に伴う投資を抑えることができ、また、既存システムを活かしたIoTビジネスやサービスをスムースに立ち上げられます。当社センサーのみならず、さまざまなメーカーのセンサーデバイスやスイッチとも接続できる汎用性を有するIoT無線ユニットは、早期にIoTビジネスを実運用できるキーデバイスとして位置付けています。
2017年11月に発売したファーストモデルはセンサーから出力されるアラーム出力に対応するモデルで、液体や飼料といったタンク内の残量管理、設備の遠隔監視などさまざまな用途での活用が広がってきました。このような実サービスへの導入が進む中で、お客様からの声を反映し、1)パルス対応 2)外部電源モデル追加 などを行い、本製品を普及版として開発したのが今回のモデルです。

 オプテックスでは、センサーを活用した新しい価値やビジネスを広げていくため、当社の強みとするセンサーの開発のみならずIoTビジネスの用途や環境に合った仕組みを提供し、お客様のさまざまなニーズに対応していきたいと考えております。

センサーデバイスのIoT化を実現するIoT無線ユニットの特長

  1. 既存のセンサーやスイッチを簡単にIoT
    既存のセンサーやスイッチに「IoT無線ユニット」を接続するだけで、現在ご活用されている機械やシステムが簡単にIoT化することが可能です。
  2. 接点信号やパルス信号に対応の2ch入力
    レベルセンサーや温度センサーなど、既存のセンサーやスイッチなどの機器から出力される接点信号やパルス信号を、簡単にSigfox経由でクラウドサーバーに転送できます。
  3. 電池駆動・外部電源駆動の2モデル
    電池駆動モデルは、アラームモードで最大約5年、パルスモードで最大約10年の長寿命。また、外部電源タイプもご用意しております。(※1 送信1日10回として ※2 送信間隔12時間として)
  4. 屋外使用可能な防水構造(IPX5)
    さまざまな環境でIoTソリューションに対応するための高い防水構造。屋外でも安心してご利用いただけます。

製品の仕様

活用事例

屋内・屋外でのさまざまなIoTソリューションに活用いただけます。

製品価格

オープン価格

  • 1)LPWA(Low Power Wide Area,省電力広域ネットワーク):少ない消費電力で、長距離通信ができる無線通信技術の総称です。機器のバッテリー消費を抑えながら、データを収拾する基地局まで電波を届けることができ、IoTソリューションに有効な技術として注目を集めています。
  • 2)Sigfox:IoT 向けのLPWA通信規格の1つ。欧米を中心に36か国で展開中、2018年までに60か国に増加する予定であり、LPWA を代表するグローバルな通信規格として各国で導入が進んでいます。日本では、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)がSigfoxのオペレーターです。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp