トラックバース用在車検知センサー OVS-01BM(J)について

OVS-01BM(J) 検知原理・基本動作

  • 本機はマイクロ波および超音波の反射を利用して車両を検知するセンサーです。(反射量が大きいほど検知しやすい傾向にあります)
  • マイクロ波センサーは FMCW 方式を採用しているため在車検知が可能です。
  • 超音波センサはセンサーの直近にある車両を検知します。
  • 検知ロジックは次のようになります。
  • 本センサーは検知エリア内の背景情報を常時更新しています。
    センサーの電源を「切」にするとその機能が働かなくなるため、センサーの電源を「切」にしない運用にてご使用ください。
車両がエリア内に無いときは、超音波センサーが人を検知しても、リレー信号は出力されません。(感度レベル 5 のときを除く)
車両が進入すると、マイクロ波センサーが車両を検知し、同時に超音波センサーが起動します。(感度レベル 5 に設定したときは超音波センサーは常時起動しています)
オンディレータイマーの設定値により、検知になるタイミングを変更できます。
車両が検知エリア内で停車している間、センサーは検知状態を維持します。
車両が検知エリアから離脱するとセンサーは非検知状態になります。
オフディレータイマーの設定値により、非検知になるタイミングを変更できます。
センサーの検知原理上、以下のような場合があります。
  • 車両が検知エリアから離脱した場合でも、検知エリア内に人などの物体がある場合は非検知状態になりません。
  • 大きな荷物や、機材などでも非検知にならない(なりにくい)ことがあります。

OVS-01BM(J) 設置条件

※1 マイクロ波検知距離は2mから5.5mまで0.5m単位で8段階調整が可能です。
※2 車室(トラック駐車位置)幅が広くセンサ真下位置に駐車しない可能性がある場合、検知エリアが隣の車室に漏れない程度で横並びに複数台設置してください。
・マイクロ波検知エリア内にマンホールなどの金属物が無いようにしてください。誤検知する可能性があります。
・センサ周辺に蛍光灯機器を設置しないでください。正しく動作できないことがあります。
・大きな荷物や、機材などでも非検知にならない(なりにくい)ことがあります。
製品設置方向について

車両に対して、平行な向きで取り付けてください。
90°回転させた状態で取り付けると、隣の車室の車両を検知する可能性があります。

センサの特性上、以下のような場合があります。
  • 設置条件に適合しない場所に設置された場合、正しく動作しません。
  • 本書に従って正しく設置・設定されていない場合、正しく動作しません。

困ったときには

動作表示灯が点灯しない

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①電源が供給されていない。
DC12-24V の電源を配線してください。
②電源電圧が正しくない。
DC12-24V の電源を配線してください。
③電源の極性が逆になっている(極性を逆に接続しても故障しませんが、動作しません)
センサー電源のプラスマイナスを正しく配線してください。

センサー検知がシステム機器に正しく伝わらない

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①リレー出力の配線が正しくない。
リレー出力の配線を正しく配線してください。
②出力接点形態が正しくない。
出力接点形態をシステム機器に合わせてください。

自動補正が完了しない

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①センサー真下に動く物がある。
センサーの真下にある人や動く物体を取り除いてください。

自動補正中に動作表示灯が赤青に交互点滅する(自動補正エラー)

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①超音波センサーの検知エリア内の人や物体を検知している。
検知エリア内の人や物体を取り除いてください。取り除けないときは超音波センサー検知距離を短くしてください。
②センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
近くの車両や壁、シャッターなどの影響がないようセンサーの向きを調整してください。
③センサーの表面にガム等の付着物がある。
付着物を取り除いてください。

車室内に車両が進入したときに検知しない時がある、もしくはまったく検知しない

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①電源が供給されていない。
DC12-24V の電源を配線してください。
②電源電圧が正しくない。
DC12-24V の電源を配線してください。
③自動補正が正しく行われていない。
自動補正を正しく実行してください。
④センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサー(検知エリア)の向きを調整してください。
⑤背景の影響を受けている。
自動補正を再実行してください。
⑥検知距離が短い。
検知距離を長くしてください。
⑦感度が低い
感度を上げてください。

車室から車両が離脱したとき非検知にならない、もしく非検知になるまで時間がかかる

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①センサーの設置場所の設定が正しくない。
設置場所に合わせた設定に切り替えてください。
②車両が停車位置からはみ出して駐車している。
指定の停車位置に収まるよう車両を誘導してください。
③検知エリア内に人もしくは自転車や大きな荷物、伸びた草などがある。
これらのものを検知エリア外に移動してください。
④センサーの表面にガム等の付着物がある。
付着物を取り除いてください。
⑤自動補正が正しく行われていない。
自動補正を正しく実行してください。
⑥センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
近くの車両や壁、シャッターなどの影響がないようセンサーの向きを調整してください。
⑦センサー設置場所の設定が正しくない。
設置場所に合わせた設定に切り替えてください。
⑧オフディレー時間が長い。
オフディレー時間を短くしてください。

車両を検知していたが、途中で非検知になる

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が低い。
感度を上げてください。
②検知距離が短い。
検知距離を長くしてください。
③センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサー(検知エリア)の向きを調整してください。
④センサー設置場所の設定が正しくない。
設置場所に合わせた設定に切り替えてください。
⑤オフディレー時間が短い。
オフディレー時間を長くしてください。

隣車室の車両を検知してしまう

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサー(検知エリア)の向きを調整してください。
③センサー設置場所の設定が正しくない。
設置場所に合わせた設定に切り替えてください。

検知エリア外を通る車両を検知してしまう

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い
感度を下げてください。
②検知距離が長い。
検知距離を短くしてください。
③センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサー(検知エリア)の向きを調整してください。

センサーの検知エリア内を通過する人を検知してしまう

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②オンディレー時間が短い。
オンディレー時間を長くしてください。
③センサー(検知エリア)の向きが正しくない。
適切な位置になるようセンサー(検知エリア)の向きを調整してください。
④複数の人が通過している。
人数が多い場合は検知してしまうことがあります。人が入らない対策をとってください。

大きな荷物や、金属物を持って検知エリア内に入った人を検知してしまう

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が高い。
感度を下げてください。
②オンディレー時間が短い。
オンディレー時間を長くしてください。
③金属物や物が大きすぎる。
大きな物は車両と区別できない場合があります。人が入らない対策をとってください。

センサーの検知が遅い

つぎのような原因が考えられますので、それぞれの確認をお願いします。
①感度が低い。
感度を上げてください。
②オンディレー時間が長い。
オンディレー時間を短くしてください。
③センサー設置場所の設定が正しくない。
設置場所に合わせた設定に切り替えてください。

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