浄水場や工場の取水監視は自然災害時こそ重要

濁度と水位の急激な上昇をセンサーとIoTで遠隔モニタリング

取水口の水門

上水や工業用水の供給において、主要な水源は河川の水(以下、原水)で、浄水場や工場の多くは、原水を取り込む際に濁度を測定しています。
近年、自然災害の増加に伴い、ますます重要となってきている原水の濁度測定。
その理由とは。
自然災害発生時の危険な状況でも安全に濁度が測定でき、安全対策にもつながるソリューションをご紹介しましょう。

豪雨や地震により押し寄せる濁流

浄水場や工場は、河川とつながった取水口から原水を引き込んでいます。
最初に原水は沈砂池と呼ばれる水槽に送り込まれ、原水に混じって流入した土砂などを沈殿させて取り除きます。

沈砂池
(沈砂池)

豪雨や大きな地震による土砂崩れが発生すると、濁流と共に大量の土砂が沈砂池まで流入することがあります。
濁流が取水口まで到達する時間は、降雨の場所や範囲、強度、継続時間、河川流域の地形などにより異なります。
濁流はいつ取水口に押し寄せてくるか分かりません。
このような状況で、担当者が取水口や沈砂池の状況を確認しに行くことは、非常に危険です。

濁流

事業継続に悪影響

大量の土砂や流木などが沈砂池にまで入ってしまうと、原水を水処理工程に流すためのポンプやフィルターの破損、配管の目詰まりを発生させます。
これらの修理や、沈砂池に溜まった土砂を取り除く工事は、多額のコストがかかる上に、水処理工程を長時間停止する事態になりかねません。

そこで、取水口や沈砂池に行かずに濁度や水位を監視でき、水害の予兆を迅速に知らせてくれるソリューションが求められています。

いつでも、どこからでも濁度と水位を監視
WATER it データマネジメントサービス

WATER it データマネジメントサービス・システムイメージ
WATER it データマネジメントサービス・システムイメージ図

WATER it データマネジメントサービス(以下DMS)とは、水質管理業務をスマート化するセンシングサービスです。
センサーで測定したデータをゲートウェイでクラウドに保存、パソコンやスマートフォンからいつでもどこでも水の状態を把握できます。

現地巡回監視業務の危険を回避

DMSは、濁度と水位の状況をグラフやリスト、マップ上に表示することができます。
現地巡回する必要がなくなり、平時においても人的生産性の向上と人材不足の解消につながります。

アラーム発生時のDMSマップで見る画面

アラーム通知で迅速に対応

濁度や水位の異常をメールで通知。異常レベルを超える前に通知する設定にすれば、予防策として活用できます。

耐久性とメンテナンス性に優れた濁度計

オプテックスの濁度計は、幅広い測定範囲で取水の濁度測定に適しています。
検知窓には傷つきにくいサファイアガラス採用、ワイパー洗浄装置を内蔵しており、メンテナンスの負担を軽減できます。

水の状態を把握して、安全・安心・快適な社会をつくる

オプテックスのWATER it DMS は、水質を管理する必要のある施設に多数導入され、水環境の改善や安心できる現場づくりに貢献しています。
水質管理のIoT化をお考えの方は、お気軽に以下のフォームよりお問合せ下さい。


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