【M&A事例】レイテック社

レイテック社はオプテックスグループに参加して10年目の節目を迎えました(2022年時点)。
創業メンバーの1人であり、現在もレイテック社のトップとして経営を担っているDavid Lambert氏(マネージング・ディレクター)に、お尋ねしました。

10周年記念セレモニー(オプテックス本社)

オプテックスをパートナーに選んだ理由

M&Aを考えるに際して、私たちはシナジー効果が高く、将来の成長のための強固な基盤づくりが期待できるパートナーとの連携を強く意識していました。オプテックスは私たちにとって多くの条件を満たした会社でした。

オプテックスは世界中に販売拠点を持ち、レイテックの市場を拡大できること。イギリスの製造施設と従業員を守ることができること。M&A実施前の経営陣に引き続き事業運営を任せるという方針を持っていること。そして、中長期的な視点の戦略を持っていること。これらの理由から、オプテックスは新たなパートナーとしてふさわしいと判断しました。

Tony Whiting(Chairman)& David Lambert(Managing Derector)
2022年オプテックス本社にて

オプテックスグループに参加して感じているメリット

元々、オプテックスの販売チャネルを利用して販売地域を拡大することが最大のシナジーであると考えていましたが、中南米、フランス、日本でレイテック製品の販路を拡大・強化することができました。特に日本での売上は目を見張るものがあり、これはオプテックスなしではあり得なかったことです。

レイテックの経営陣は独自の戦略を構築し、実行しています。例えば、オプテックスがレイテックを買収した1年後の2013年、私たちは危険エリア用の照明事業に機会を見出しました。それはレイテックにとって新しい市場であり、新規事業への根本的な事業戦略の変更を意味するものでした。オプテックスにとっても全く新しい市場であったにもかかわらず、私たちの事業計画を全面的に支持してくれました。
現在、危険エリア用照明事業は当社の売上の大きなシェアを占める製品となっています。

世界をリードする危険エリア用 LED 照明器具では、グローバル展開に大きな可能性を秘めていると考えています。レイテックはオプテックスグループの一員として、今後も大きな成長機会があると考えています。

オプテックス・ファミリーの一員となって10年になることを大変誇りに思います。この間、レイテックは順調に事業を拡大しグループに貢献してきましたが、事業に関わる主なメンバーは、レイテックもオプテックスも10年前から大きく変わっていません。これは両社の関係が非常にうまくいっていることを示す例のひとつだと思います。

レイテック社(RAYTEC LIMITED)について

所在地
英国ノーサンバーランド州(イングランド北東部)

事業内容
特殊用途LED照明の製造・開発・販売。監視カメラシステム用に特化したカメラ用補助照明は世界でトップシェアを誇り、爆発の恐れがある場所でも使用可能な危険エリア用LED照明は世界中の様々な現場で採用されています。

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