2019年03月25日

さまざまなセンサーや測定器と接続可能アナログ4-20mA出力対応IoT無線ユニット「アナログコンバーター」

~第8回 IoT/M2M展【春】に参考出展~

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、ビルや工場など各種施設の設備監視のIoT化を実現する、アナログ4-20mA出力対応のIoT無線ユニット「アナログコンバーター」を4月10日から東京ビッグサイトで開催される第8回 IoT/M2M展【春】に参考出展いたします。

4-20mA出力対応IoT無線ユニット「アナログコンバーター」とサービスイメージ

 昨今、さまざまな産業においてIoT化が進んでおり、その中でも、ビルや工場など各種施設にて、センサーや計測器から得られたデータを収集し、さまざまな設備管理・稼働状況の把握、温度や湿度データの見える化などによるモニタリングサービスが広がっています。
 オプテックスでは、これらのサービスをより実現しやすくするための接点・パルス出力センサーやスイッチと接続できるIoT無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター」を昨年4月から発売しておりますが、アナログ出力を持つセンサーや計測器への接続対応も求められていました。そこで、アナログ出力の主流である4-20mA出力センサー・計測器と接続できるIoT無線ユニット「アナログコンバーター」を開発いたしました。4-20mA対応のアナログコンバーターのラインナップ追加により、設備監視を簡単にし、業務効率化への貢献や、お客様の課題解決のさらなるサポートを目指してまいります。

活用事例

タンク内の残量監視
設備の異常監視
温度管理
水位や冠水監視

4-20mAアナログコンバーターの特長

①4-20mA入力に加え接点入力も対応
 2チャンネルの4-20mA入力に加え、接点入力も装備(予定)。設備監視用途に応じた運用ができます。
②既存のセンサーや計測器を簡単にIoT化
 既存のセンサーや計測器に「アナログコンバーター」を接続するだけで、現在ご活用されている機械やシステムを簡単にIoT化することが可能です。
③Sigfoxによるデータ通信
 LPWA通信(*1)のSigfox(*2)に対応し、Sigfox経由でクラウドサーバーに転送します。
④電池駆動で工事不要
 設備監視などで利用されるセンサーや計測器は、屋外や高所など作業環境の悪い箇所に設置される場合が多いため、電源工事不要の電池駆動で、5年以上の電池寿命です(使用回数によって異なります)。
⑤屋外使用可能な防水構造(IPX5)
 さまざまな環境でIoTソリューションに対応するための高い防水構造。屋外でも安心してご利用いただけます。

  • 1)LPWA(Low Power Wide Area,省電力広域ネットワーク):少ない消費電力で、長距離通信ができる無線通信技術の総称です。機器のバッテリー消費を抑えながら、データを収拾する基地局まで電波を届けることができ、IoTソリューションに有効な技術として注目を集めています。
  • 2)Sigfox:IoT 向けのLPWA通信規格の1つ。欧米を中心に60か国で展開され、国内では京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)がインフラ構築およびネットワークサービスを提供しています。2017年2月のサービス開始以降エリア構築を進め、人口カバー率は2018年11月に90%となり、2019年夏に97%を目指しエリアの拡大を進めています。

製品仕様_プロトタイプ版

モデル・電源

OWU-201S(仮)・専用リチウム電池

インターフェース

4-20mA 2ch入力 

送信間隔

15min/1h/6h/12h

動作環境

温度:-20℃~+60℃ / 湿度:85%以下

保護等級

IPX5相当

サイズ

H:134 x W:70 x D:33 mm(突起部分を除く)

認証

電波法認証

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp