よくあるご質問 水質測定機器

用語集

濁度

濁度とは?

濁度とは上水・下水処理場や河川、工場排水の濁り度合いを表す指標の一つです。
その水が濁っていればいるほど、濁度は高くなり、その水が澄んでいればいるほど、濁度は低いという事が言えます。

また、この濁度は視覚濁度,透過光濁度,散乱光濁度及び積分球濁度に区分され、カオリン標準液と比較して測定する場合は“度(カオリン)”を単位とし,ホルマジン標準液と比較して測定する場合は“度(ホルマジン)”を単位として表されます。
従って、その基準の種類や測定方式により、得られる濁度の測定結果は異なります。

濁度の測定方法は?

濁度を測定するにはさまざまな方法があり、その例としては、次のようなものがあります。
(1)視覚濁度・・・試料の濁りを肉眼によって標準液と比較して求める。
(2)透過光濁度・・・試料を通過した透過光の強度を測定し、標準液を用いて作成した検量線から求める。
(3)散乱光濁度・・・試料水中の粒子によって散乱した光の強度を測定し、標準液を用いて作成した検量線から求める。
(4)積分球濁度・・・試料水中の粒子による散乱光の強度と透過光の強度との比を求め、標準液を用いて作成した検量線から求める。

人の目(視覚)で濁り度合いを測定する方法から、光学技術を使って濁り度合いを測定する方法があり、
当社の製品は透過光方式(写真)と散乱光方式を採用しています。

濁度の測定方式
濁度の標準物質とは?

濁度とは水の濁り度合を表す指標です。そして、濁度にはその濁り度合を表す為の基準(標準)が存在します。
濁度が100だと言った場合に何を基準に100という数値になっているのかということです。

現在使われている代表的な基準(標準)には下記のようなものがあります。
・ポリスチレン濁度標準
・カオリン濁度標準
・ホルマジン濁度標準

ポリスチレン濁度標準とは、平成15年、水道法水質基準に関する省令改正(厚生労働省令第101号)で平成16年4月1日から濁度標準物質にポリスチレン系粒子懸濁液(5種混合)を適用し、測定単位はポリスチレン濁度"度"で表すことになったことから、上水道測定等に多く用いられている濁度標準です。
カオリン濁度標準とは、清製水1Lの中に1mgのカオリンが含まれている時の濁りをカオリン濁度1と表すものであり、単位はmg/Lとなります。
ホルマジン濁度標準とは、JISに規定されたホルマジン溶液のことであり、単位はホルマジン度となります。

オプテックス濁度計に採用の標準液は?

当社の濁度計はホルマジン溶液を標準液として採用しております。

どの程度の濁りが何度になるのですか?

以下の写真にて、例えば100度(ホルマジン度)がどのような濁り度合なのかの目安にしてください。
(注:写真はあくまで参照用です。見え方は背景・光の当たり方などによって変わります)

濁り度合
濁度とSSには相関性があるのでしょうか?

濁度とSSについてはその基準(標準)が違うことから、例えば濁度が1度の時にSSが2mg/lであるといったような明確な換算式はありません。
しかし、濁度の値が高くなってくればSSの値も高くなってくると言ったような”測定結果の傾向”という面では同じような結果が出る場合も多くあり、そうした面からこの二つの指標は比較的似ているということが言えると考えられます。

濁度を測定するのなら

SS (浮遊懸濁物質)

SSとは?

SSとはSuspended Solids (浮遊懸濁物質)の略であり、工場排水などで使用される指標の一つです。
水の中にある溶けていない濁りの原因となる浮遊懸濁物質の総量をSS量と言います。
測定方法は一定量の水をろ紙でこし、残った物質を乾燥し重量を測ります。その数値が高いほど、その水が濁っていることが言えます。

手分析によるSS測定とSSセンサでの測定に違いはあるのですか?

当社のSSセンサーは公定法に基づいた測定方法ではありません。従って当社のSSセンサーで得られた測定値を計量証明として使用することは出来ません。
しかしながら、連続測定を行うことは、普段の排水処理状況の確認の他、水質の傾向管理という面から非常に有効な手段の一つだと言えます。
当社のSSセンサーには下図のような補正機能がついており、その補正機能を使用することで手分析による測定結果にSSセンサーの測定値を合わせ込むことが可能です。

測定グラフ
濁度とSSには相関性があるのでしょうか?

濁度とSSについてはその基準(標準)が違うことから、例えば濁度が1度の時にSSが2mg/lであるといったような明確な換算式はありません。
しかし、濁度の値が高くなってくればSSの値も高くなってくると言ったような”測定結果の傾向”という面では同じような結果が出る場合も多くあり、そうした面からこの二つの指標は比較的似ているということが言えると考えられます。

SSを測定するのなら

色チェッカーでチェックできる色は?

当社の色チェッカーは測定波長として470nmを使用しており、単色での光の吸光度を測定しております。
従って当社の色チェッカーでチェックできる色目は限られており、色チェッカーで色の違いをチェックできるのは、測りたい水が写真のような色合の場合のみとなっております。
また、吸光度とは光の減衰量を示しており、数値が高いほど光を吸収する成分の濃度が高い(色が濃い)ということになります。※水の濁りは測定結果に影響を及ぼします。
(注:写真はあくまで参照用です。見え方は背景・光の当たり方等によって変わります)

色度

DO(溶存酸素)

DO(溶存酸素)とは?

DOとはDissolved Oxygenの略で、水中に溶け込んだ酸素のこと。その濃度を溶存酸素量と言い、単位はmg/L。

溶存酸素量は、水温が低いほど、気圧が高いほど濃度が高くなります。
純水では1気圧(1013ヘクトパスカル)、水温25℃の環境下で8.11mg/L。

溶存酸素量が低下し続けると、有機物の腐敗が起こり、悪臭の原因になるメタンやアンモニアが発生。
このことから生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)の一つにも選ばれています。

生物が生存するのに必要な溶存酸素量は2~3mg/L。悪臭は2mg/Lを下回ると発生すると言われている。

溶存酸素(DO)を測定するのなら

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