2017年11月07日

既存のセンサーデバイスやスイッチなどと簡単接続、今すぐIoT機器として活用できる「IoT無線ユニット」を発売 

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、IoT向け無線ネットワークLPWA(*1)(Low Power Wide Area=低消費電力で広領域の無線通信技術)に対応した「IoT無線ユニット」を開発し、2017年11月15日より発売開始いたします。既存のセンサーデバイスやスイッチなどの機器に「IoT無線ユニット」を接続することで、IoT対応の機器としてご活用いただけるようになります。オプテックスはIoTビジネス参入を目指すさまざまな企業様に当製品を提供し、サービスや運用の早期立ち上げをサポートします。

 近年、私たちの社会はますます便利で高度なサービスが増えております。中でも、さまざまなセンサーから得られたデータを活用して新しい付加価値を生み出すIoTソリューションの取組みが広がっています。IoTソリューションを実現するためには、センサーデータをネットワーク上までつなげることが必要ですが、それには設備投資や新規開発にかかる負荷などの課題があり、IoTソリューションやサービス化をスムーズに立ち上げるためのハードルのひとつになっています。
 今回オプテックスが発売する「IoT無線ユニット」は、人検知センサーや温度センサーなどのさまざまなセンサーデバイスやスイッチと接続すると、出力されたデータがLPWA通信を使ってネットワーク上のサーバーに転送され、IoT対応機器として使用することを可能にします。それにより、あらゆるセンサーデバイスを活用して、早期にIoTソリューションやサービス化を実現することを推進します。まず第一弾として、低消費電力かつ広域エリアに対応したSigfox(*2)対応の無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター」を発売いたします。

 オプテックスでは、早い段階から、人や車の存在などを検知するセンサーから、通信・データベースまでをパッケージ化したIoTソリューションを提供しており、実際に運用を担うパートナー企業と連携して新しいビジネスモデル構築を進めてきました。IoT無線ユニットは自社センサーデバイスだけでなく、他社のセンサーやスイッチなどにも接続できる汎用性を持たすことで、あらゆるシーンでIoTビジネスの普及を下支えし、第4次産業革命の活性化につなげていけることをも目指しています。
今後は、Sigfox以外のLPWA通信にも対応したモデルや入力仕様の異なるモデルを国内外に順次展開する予定です。

センサーデバイスのIoT化を実現するIoT無線ユニットの特長

  1. 広域無線ネットワークSigfox対応
    低価格・省電力・長距離伝送の無線通信規格Sigfoxに対応しています。
  2. 既存のセンサーや機器と簡単に接続可能
    出力のある既存のセンサーや機器などと簡単に接続でき、しかも電池駆動。
    すぐにIoT対応機器としてご活用いただけます。
  3. 屋外使用可能な設計構造IP65
    さまざまなフィールドでIoTソリューションに対応するための高い防水防塵構造です。
    屋外でも安心してご利用いただけます。

製品の仕様

活用事例

屋内・屋外でのさまざまなIoTソリューションに活用いただけます。

製品価格

オープン価格

  • 1)LPWA(Low Power Wide Area,省電力広域ネットワーク):少ない消費電力で、長距離通信ができる無線通信技術の総称です。機器 のバッテリー消費を抑えながら、データを収拾する基地局まで電波を届けることができ、IoTソリューションに有効な技術として注目を集めています。
  • 2)Sigfox:IoT 向けのLPWA通信規格の1つ。欧米を中心に36か国で展開中、2018年までに60か国に増加する予定であり、LPWA を代表するグローバルな通信規格として各国で導入が進んでいます。日本では、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)がSigfoxのオペレーターです。

 オプテックスでは、センサーを活用した新しい価値やビジネスを広げていくため、当社の強みとするセンサーの開発のみならず、IoTビジネスの用途や環境に合った仕組みを提供し、グローバルにお客様のさまざまなニーズに対応していきたいと考えております。

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp