2018年08月21日

無駄開き抑制自動ドアセンサー「e スムースセンサー」、しが発低炭素ブランドに認定

~温室効果ガス削減に貢献~

 オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)の、『無駄開き抑制自動ドアセンサー「e スムースセンサー」』が、温室効果ガス削減に貢献する製品として「しが発低炭素ブランド」*1 に認定されました。「e スムースセンサー」は、センサーと画像技術を用いて、人の歩く速度や進む方向を読み取り、自動ドア前を横切る通行者による「無駄開き」を抑制することができ、これを設置した建物の空調効率を向上させ、電力消費量を従来の自動ドアセンサーに比べ約30%削減することができます。*2
 当製品が、選考基準である1)削減効果(貢献量の大きさ、算定過程の妥当性など)、2)低炭素社会づくりの推進にかかる社内体制、3)先進性、4)汎用性・波及性、5)国際展開の有無に合致していると評価され、今回の認定に至りました。

  • 1 低炭素社会にむけてCO2削減効果により省エネ、創エネに貢献する製品やサービス等を認定する今年初めての制度
  • 2 CEN(欧州標準化委員会)による建物エネルギーロスの算出モデルに、当センサーによる「無駄開き」抑制実績をあてはめて算出した結果
    (使用条件・設置現場の条件などにより削減効果は異なる)
自動ドアセンサー「e スムースセンサー」

 一般的な自動ドアセンサーは、センサーで人を検知するとドアの開閉を制御しますが、人通りの多い場所ではドアは開きっぱなしとなります。ドアが開いたままでは、建物の空調効率は大きく損なわれます。ニューヨークや韓国では、エアコンを稼働中に通りに面する扉を開けたままにすることを禁止する法案が整備されるなど、この影響は小さくはありません。
認定を受けたオプテックスの「e スムースセンサー」は、センサーと画像技術を用いた業界初の自動ドアセンサーで、人の歩く速度や進む方向を読み取り、歩く速度に合わせて最適なタイミングでドアを開閉させ、安全で快適な通行をサポートします。さらに、自動ドアの前を通行者が横切るだけではドアは開かないため、「無駄開き」や「開放時間」が削減でき、施設や店舗の空調効率の向上や電力量の削減といった省エネを実現します。従来の自動ドアセンサーに比べ、空気侵入ロスによる電力消費量を約30%削減することができます。

 オプテックスでは、環境に配慮した設計、センサーを導入頂くお客様にとって省資源化・省エネ化に繋がる製品開発に注力したモノづくりによる環境保全活動を推進しています。当社センサー単体の電力消費は非常に少ないものですが、システムに組み込むことにより、「人や物を検知した時のみ作動するため、エネルギー消費を必要な時だけに制限することができる」、「自動化・遠隔化により、設置・点検の管理コストやこれらに伴うエネルギー消費が削減できる」など、システム全体の温室効果ガス排出削減に大きく貢献することができます。
当社は今後も、持続可能な社会の実現を目指し、グローバルな視点で地球環境の保全に向けた取組みを展開してまいります。

認定式は、8月21日14時から滋賀県公館で開催され、三日月 大造滋賀県知事より認定書の授与を受けました。

(参考)「しが発低炭素ブランド」の概要
滋賀県では温室効果ガスの削減と経済・社会の持続的な発展が調和した、低炭素社会の実現に向けた取組を進めています。低炭素社会づくりには、省エネ・節電を進めることに加え、個人や企業の取り組みを支えることとなる他者の温室効果ガス削減に貢献する製品・サービスの普及が不可欠です。
「しが発低炭素ブランド」は、他者の温室効果ガス削減に貢献する優良な製品やサービスにより削減できたCO2量を定量的に評価する「貢献量評価」に基づき認定を行い、滋賀県ブランドとして企業の低炭素社会づくりに関する取組とともに広く情報発信することで、本県発の優れた省エネ製品等の社会への普及を後押しするものです。

製品の詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.optex.co.jp/as/product/vvs-1/index.html

本件に関するお問い合わせ先

オプテックス株式会社 広報・販促課 蔭山

E-mail:oj-pr@optex.co.jp