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上期は増収増益を達成。中期経営計画の達成に向け着実なスタートがきれました。
当期の業績報告と総括
代表取締役社長 小林 徹
代表取締役社長 小林 徹

 株主の皆様には、平素より当社業務に格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。また、東日本大震災で大きな被害を受けられた被災者の皆様に、心よりお見舞いを申しあげます。
 当社は震災直後、一時的に部品調達への影響が懸念されましたが、一部製品の設計変更などの対応により安定供給を確保し、事業に大きな影響はありませんでした。
 当上期の世界経済は、新興国の底堅い需要を背景に回復基調である一方、各国の景気対策の効果の減退など、全体として景気回復スピードは鈍化傾向ですが、当社の各事業は国内外とも堅調に推移しました。上期の連結業績は、売上高93億23百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益9億31百万円(同23.0%増)、経常利益10億61百万円(同42.4%増)、四半期純利益5億83百万円(同38.2%増)と、前期に続き増収・増益を達成できました。売上高はほぼ期初目標通りであり、経常利益・営業利益は目標を大きく上回ることができました。

主要事業の概況と主な取り組み

 防犯関連の売上高は、海外での屋外用防犯センサの好調と、前期に連結子会社となった米FIBER SENSYS INC.(以下FSI)の売上加算により、前期比増となりました。自動ドア関連は、国内が堅調に推移したほか、海外も欧米を中心にシェアが向上しました。FA事業は、製造業の設備投資回復で欧州・アジアが堅調に推移したことに加え、国内でも三品業界向け製品や電子部品や液晶・太陽電池業界向け製品が好調で、売上・利益とも前年比増となりました。

下期・通期の見通しと注力分野

 下期も国内・海外で積極的な事業展開を進めていきます。
 防犯関連では、認定制度の整備により米国でのレーザーセンサ販売を本格化し、安全用途など新分野への用途開拓も推進します。またFSI のファイバーセンサで中東展開を加速するほか、ロシア・中国でもテロ対策製品としての提案を積極化します。照明分野では「事業所向け省エネソリューション」の拡販を進めます(p.3特集を参照)。
 自動ドア関連では、下期に欧米大手との販売提携による大口受注が見込まれます。また、「共連れ検出システム」で、アクセスコントロール市場の開拓を進めます。
 FA事業は、国内外の需要回復により引き続き堅調に推移する見込みです。特に国内では、三菱電機(株)様のシーケンサに直接つながる変位センサで事業拡大に一層の弾みをつけます。

中期経営計画の進捗状況

 中期経営計画は軌道に乗りつつあります。組織改革で誕生した4部門では、それぞれ持続的成長に向けての事業の集中と選択が始まっており、海外展開に関しても新興国(ロシア・中国・東南アジア・南米)での市場調査やプロモーション活動を積極化しています。
 ボリュームゾーン(ローエンド)向けの製品開発も着実に進展しており、今後、管理コストをさらにスリム化して生産性を向上させ、3年後の目標である「売上高300億円・経常利益50億円」の達成をめざしていきます。

株主様へのメッセージ

 当期の株主の皆様への配当は、年間30円を予定しています。
 これまで準備を進めてきた新事業・新製品の多くが芽を出しつつあり、下期はこれらを着実に育て、新たな成長につなげていきます。震災復興のために当社ができる最大の貢献は、事業を通じた日本経済復興への協力であると考えています。
 株主の皆様には、引き続き当社へのご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2011年8月
代表取締役社長 小林 徹